08/06/06 23:55:15 BE:276661433-2BP(3094)
★就職戦線に異常アリ! 「超売り手市場」終焉か
「来年の就職は結構厳しいから、覚悟しておいてほしい」
ある私立大学の担当者は、現3年生を対象にした就職セミナーでこうクギを刺している。
「日本経済新聞」の調査では、主要企業による今春の新卒採用計画(来年4月入社)は、
前年比8.1%増。依然として売り手市場であることに変わりはないが、「一部の大手企業は
春先から採用数を絞り始めている」(就職情報会社の営業担当者)のだ。
たとえば、過去数年間における大量採用の象徴だったメガバンク(みずほフィナンシャル
グループ、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行)。2007年4月入社の新卒採用は3行合計で
じつに7000人近かったが、来年4月入社組については6000人あまりで、明らかに減速している。
ほかにも、東京海上日動火災保険(1000人強→750人)、野村證券(834人→700人)など、
すでに採用計画人数を減らしている有名企業は少なくない。
ここ数年、景気回復を見込んだ事業拡大や団塊世代の退職ラッシュを受けて、多くの
大企業が内定を乱発し、新卒学生の量的確保に走ってきた。だが、今春の採用方針は
「無理して数合わせをしない」であり、入社の意思を厳しく確認するようになっている。
結果として内定が出にくくなっているというわけだ。
最終的には、相変わらず人手不足が深刻な中堅・中小企業へと流れていくので就職率が
大きく下がる心配はないが、「超売り手市場」と言われた昨年、一昨年に比べて変調を
来しているのは間違いない。
この変調の直接の引き金になっているのは、サブプライムショックによる株価低迷に加えて、
円高と原油高が進み、景気の先行きが不透明になりつつあることだ。しかし、長期的に見れば、
リストラなどで新卒採用を絞ってきた大企業が、いびつな年齢構成を修復するために
実施してきた採用攻勢が一段落したともいえる。
景気に多少左右されることはあるにしても、大量採用の基調がずっと続くとは考えにくい。
空前の売り手市場は、どうやら今春でひと区切りつきそうな雲行きなのである。
(『週刊ダイヤモンド』 千野信浩)
ソース:ダイヤモンド・オンライン 2008年06月06日
URLリンク(diamond.jp)
関連スレッド:
【コラム】「ゆとり世代」の就職活動 特徴「大企業志向で、親に喜ばれる企業を選ぶ」 相談相手「親・教授・友人」 [08/05/31]
スレリンク(bizplus板)
【雇用】ユニークな就職セミナー 中小企業“素顔”で勝負[08/06/06]
スレリンク(bizplus板)
【調査】新入社員は“就活疲れ”?就活期間の長期化で、バブル期の学生よりも苦労…(Business Media 誠)[08/06/06]
スレリンク(bizplus板)