08/06/05 07:11:40
コールセンター最大手のベルシステム24(本社・東京)の旧経営陣を、筆頭株主の
日興プリンシパル・インベストメンツ(NPI)が解任していたことが4日わかった。
経営方針を巡る対立から、NPIが株主総会当日に新経営陣を提案、選任する異例の展開。
かつら大手のアデランスホールディングス(本社・東京)の株主総会でも経営陣の選任が
否決されており、株主と経営陣の間の緊張関係の高まりを示している。
関係者によると、ベル社は5月7日の臨時取締役会で園山征夫社長(当時)や丸山哲夫
NPI社長ら取締役9人、監査役1人を選任する議案を決め、株主に通知した。臨時取締役会には
株式の9割超を保有するNPIの社外取締役が出席し、議案に賛同していた。
しかし、27日の株主総会で、NPIはコンサルタント会社に勤務経験のある内田亮新社長と
NPI側の社外取締役ら計5人の取締役と監査役1人を選任する動議を提出。賛成多数で承認された。
園山前社長ら取締役6人と監査役は同日付で退任した。園山前社長らは「信義則に反する」と
NPIを批判しているが、地位保全の申し立ては行わない方針。
ベル社は82年設立。情報サービスのCSKの傘下を経て、NPIに04年買収され、上場廃止と
なった。ベル社株の売却や事業展開など経営方針を巡る意見の食い違いから、NPIが経営陣の
刷新を図った。
グループの広報を担当する日興シティホールディングスは「前経営陣の基本的な変更は
戦略的に必要であり、適切な対応。企業価値を高め、お客様、従業員、株主らの利益を守る行動」
としている。【後藤逸郎】
▽News Source 毎日jp 毎日新聞 2008年6月5日 2時30分
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▽ベルシステム24
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代表取締役および役員の異動に関するお知らせ
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