08/06/02 10:53:37
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URLリンク(www.toyokeizai.net)
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「へえー、こんなコンパクトなのに、カーナビになるの? これだったら欲しいわね」。
5月中旬、都内の家電量販店に買い物に来ていた30代の夫婦は、液晶画面に地図を
映している手のひら大の電子機器を見て驚きの声を上げた。
休日のドライブや知らない土地の運転に重宝するカーナビゲーション。地図データの
拡充や地上デジタル放送の受信といったAV機能強化へと高付加価値化が進む一方で、そ
れと逆を行く商品が、にわかに人気を集めている。それがポータブルナビゲーション
(以下、PND)だ。
■手軽さと価格の安さ 猛烈な勢いで普及
PNDとは5型以下の液晶画面と地図データを保存する記憶媒体に、フラッシュメモリを
搭載した簡易型カーナビのこと。大きな特徴は何といっても手軽さだ。PNDは車内に
据え付けるインダッシュ型カーナビに比べ性能面では劣るが、軽くコンパクトで
取り付け工事などの煩わしい作業が必要ない。使用する際はダッシュボードや
フロントガラスに吸盤で張り付けるだけでよく、取り外して持ち運ぶこともできる。
PNDが消費者を引き付けるもう一つの理由が、価格の安さ。インダッシュ型はおおむね
10万-20万円台と高額であるのに対し、PNDは5万円前後と半値以下だ。
「インダッシュ型の購入層は男性が中心だが、PNDはこれまでカーナビに関心の
少なかった女性や年配者がよく買っていく」(ヤマダ電機LABI品川大井町店店員)
と言う。
もともと日本では三洋電機がPNDの販売に力を入れていたが、市場が本格的に
立ち上がってきたのは昨年である。カーナビの国内販売から一度は撤退したソニーや
カーAV機器大手のクラリオンが市場参入してからだ。さらに、今年に入ると
松下電器産業が販売開始したほか、6月には市販のインダッシュ型ナビ最大手の
パイオニアも参戦を予定している。
-続きます-