08/06/02 00:50:24
◎ソース URLリンク(itpro.nikkeibp.co.jp)
「意外にC/C++の人気が高いのか」「プログラマには転職しやすいイメージがあるんだ」―。
これらは,著者がアンケート結果を集計しながら感じたことである。
読者の皆様のおかげで,日経ソフトウエアは2008年7月号をもって創刊10周年を迎えることができた。
その関連企画の一つとして,ITproと共同で,「プログラミング/プログラマに関するアンケート」
を実施した。
この「プログラミング/プログラマに関するアンケート」は,2008年4月9日(水)~4月14日(月)の
6日間,日経BP/日経BPコンサルティングのWebアンケート調査サービス「ITpro Research」の登録
モニターを対象に,専用Webサイト上で実施したものである。回答者総数は3003人。
回答者の年齢構成は,40才代が最も多くて39.4%,続いて30才代が34.8%,50才以上が19.3%,
20才代が6.2%だった。3003人のうちプログラミング経験があると回答したのは2124人。
ご回答いただいた皆様,どうもありがとうございました。この調査結果については,日経ソフト
ウエア2008年7月号の特別企画「プログラマはコレが好き!」に詳しく掲載しています。
■プログラマはどの程度大変?
現役プログラマおよび普段はプログラムを書かない人の両方を対象にした「プログラマに対して,
どのようなイメージをお持ちですか」という質問では,「転職しやすい」(26%),「やりがいが
ある」(19%)といった回答が多かった(図1)。この結果を見る限り,プログラマという職業には
「転職しやすい」というイメージが強い。その一方で,「生活が安定している」と回答した人が
わずか1%にとどまった。両方の結果を合わせて考えると,プログラマは「転職はしやすい反面,
あまり安定はしていない」職業と見られているようだ。
●図1 URLリンク(itpro.nikkeibp.co.jp)
この設問では,プログラマに対して比較的ポジティブなイメージを選択肢に用意したこともあってか,
「その他」(26%)と答えた人も多かった。「その他」では,自由記入欄を設置し,選択肢以外の
プログラマに対するイメージを書いてもらった。そこでは,「スキルで勝負できる」「創造的な
職業」といったポジティブな内容の書き込みもあったが,全体的には「大変そう」「残業が多い」
「きつい」といったネガティブなイメージがほとんどだった。自由記入欄の内容の98%弱が
ネガティブな意見で占められていた。
以上は,プログラマ以外を含む全回答者によるものだが,「仕事のみでプログラムを書く」という
883人だけに限定して集計すると,その3割を超える269人が「やりがいがある」を選んでいた。
現役の職業プログラマは総じて,「大変だがやりがいのある仕事」ととらえているようだ。
また,希望的観測かもしれないが,プログラマ自身よりもその外部の方が仕事の大変さをイメージ
として持ち,喧伝する傾向にあるのではとも感じた。
>>2以降に続く