08/05/24 21:58:22
マイクロソフト株式会社は23日、Officeドキュメントをネット上で保存/共有できるWebサービス
「Office Live Workspace日本語ベータ版」(以下、Workspace)を開始した。
対応Officeのバージョンは、XP/2003/2007。
現在マイクロソフトは、Webサービスとして「Liveサービス」と「Microsoft Onlineサービス」の2種類を提供している。
主な違いは、前者がIT部門を持たない中小規模企業や個人を対象としているのに対し、
後者はIT部門を持つ、主に中規模以上の企業を対象にしている。
今回開始されたサービスは、名前からも分かる通りLiveサービスに含まれる。
Liveサービスにも「Windows Live」と「Office Live」があり、いずれも高いアクセス性、情報共有、
コミュニケーション、情報の保護/セキュリティといった特徴や、Live IDを使うといった仕様などは共通。
しかしその用途は、Windows Liveのオンラインストレージサービス「SkyDrive」が写真や音楽など
汎用的なファイル向けであるのに対し、Office Liveのオンラインストレージサービスとなる
Workspaceは、Officeで作成したドキュメントに特化している。
オンラインストレージサービスはすでにさまざまなものが存在しているが、Workspaceは単にファイルを
アップロードする場所ではなく、Officeアプリケーションにインターネット関連機能を補完する
拡張サービスとなっている。
利用は無料で、Live IDを持つユーザーなら、サイトにアクセスしてサインアップするだけで利用開始できる。
利用開始すると、アドオンがインストールされ、Officeアプリケーションのメニューに「Office Liveから開く」、
「Office Liveに保存する」という機能が追加される。
ここで、保存を選択すると、自分のWorkspace内の「マイワークスペース」にそのドキュメントが保存される。
アップロードしたドキュメントは、Workspaceを利用する別のユーザーと共有できる。
共有する際には、共有したいユーザーのメールアドレスを入力するか、アドレス帳から選択する。
共有を受けたユーザーは、メールでその旨が通知され、リンクをクリックすると
ブラウザからそのドキュメントを閲覧できる。
マイワークスペースには自由にワークスペースを追加でき、その際にワークスペースの目的に合わせて
テンプレートを選べる。テンプレートを選ぶと、例えば学校のテンプレートなら、学期の予定、
卒業に必要な条件といったひな形が自動的に追加される。
Workspaceの大きな特徴の1つは、OfficeのインストールされていないPCでも、
ブラウザ上でOfficeを使ったのと同様にドキュメントを閲覧できる点。
WorkspaceはOfficeを利用する全個人ユーザーをターゲットとしているが、利用に際してOfficeの有無は問われない。
(以下略)
ソース
URLリンク(pc.watch.impress.co.jp)