08/07/06 02:12:54 dVUngucX
北海道独立義勇軍:Butch隊長ブログvol.2
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蝦夷共和国はエネルギー大国
20世紀以降、世界は石油文明の時代に入った。100年を経てピークオイル
が迫りつつあり、世界は早急に脱オイルを図らなければならない時代を迎えて
いる。
だが、石油埋蔵量はもう40年くらいしかない。需要はどんどん伸びている
のに新しい大規模油田は見つかっていない。このところの原油価格高騰も中国
やインドが買い漁っているから、という理由もあるが、根底には産油国の生産
能力がピークに近づき増産余力がないことがある。
北海道は1世帯当たりのエネルギー消費量が多府県より多い。暖房が必要な
期間が長いことやクルマが生活必需品となっていることが主な原因だが、必要
以上に部屋の温度が高いこともある。真冬でもパジャマ姿でビールを飲む(恥
ずかしながら私自身、これが大好きである)。
しかし、いくら石油を節約しても原油価格の高騰は続くし、そう遠くない将
来に石油が手に入らない時代が来ると思っていた方がいい。その時、暖房やク
ルマの燃料、工業製品の原料、そのた諸々のエネルギー源、原材料をどう調達
するか。そのことを今から考えておく必要がある。これは北海道が将来独立し
たときに欠かせない条件となる。
幸い、北海道にはエネルギー源となる資源が他府県より豊富にある。これま
で風力発電や太陽光発電が実用化されているが、そのほかに、バイオマス、バ
イオエタノール、石炭、メタンハイドレートなどの可能性が模索されている。
石炭はかつて北海道の主要産業だったが、石油文明化により衰退してしまって
いる。埋蔵量は数百年単位であるので使わないのはもったいないと思う。
こうしてみると北海道にはエネルギー源が豊富にあり、可能性は無限に広が
る。社会システムが石油文明に適合して作られているからコストが合わないが
、例えばバイオガスを徹底的に利用しようとすれば、酪農家や畜産家が数件~
十数軒集まって集落を作り、その近くにバイオガスプラント、集落の周辺に牧
場や家畜舎を配置して効率的に糞尿の収集、発酵、発電、送電を行えるように
なれば、外部からのエネルギー調達ゼロで集落の電気や暖房を賄うことができ
る。初期投資は必要だが、余った電気を売電すればおそらく10年~20年ほ
どで回収できる。
蝦夷共和国はエネルギー大国になれる可能性を持っている。余ったエネルギ
ーは日本に輸出してやってもいいぞ(笑)。