08/07/06 01:56:52 dVUngucX
北海道独立義勇軍:Butch隊長ブログvol.2
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建設業が地域を支えている
建設業は北海道において、道民経済生産20兆円の約1割を占める基幹産業
だが、この数年の公共事業削減でアップアップの状態に陥っている。地域によ
っては経済生産の13%を建設業が占めているところもあり、建設業が衰弱す
ることは地域経済が停滞することとほとんど同義である。これを称して「官依
存体質」と言われ、そこからの体質改善がもう10年以上前から北海道経済の
課題と言われ続けている。
旧橋本派へのコイズミの怨念は相当根深いようだが、利権争いのあおりで公
共事業とその受け皿である建設業がイジメられている。
公共事業(=建設業)=悪という図式は、今や国民に広くインプリントされ
ている。だが、公共事業の仕事に誇りを持っている経営者・技術者・技能者も
多い。 「子どもを乗せてドライブしているとき、自分が関ったビルが見える
と、『あのビルはオレが造ったんだぞ』って言うんだ。そしたら5歳の息子は
、目を輝かせてそのビルを見ている。それがオレの誇りさ」
こう語るのは30歳くらいの鳶職である。また、除雪機のオペレーターは、
「この道のことなら隅から隅まで知っている。除雪の精度は誰にも負けない」
と胸を張る。そういう誇りを抱いていた建設業者が今や崩壊寸前。
地域の建設業が崩壊したらどうなるか、ということを「公共事業=悪」の図
式が擦りこまれている国民は考えようとしない。道路の除排雪はどうする?
土砂崩れで道路が寸断されたらどうする?納沙布岬、襟裳岬、積丹半島、宗谷
岬の果て、大雪山系の山の中まで本州資本の大手ゼネコンがダンプを回してく
れるはずもない。過疎地であってもそこに建設業が存在することで、災害時の
緊急な対応が可能になるのだ。大雪が降って除排雪もままならないときに急病
人が発生したら…。いつまでも救急車が走れず、往診さえできない。
それでも「公共事業=悪」なのだろうか。建設業はいつまでも肩身の狭い思
いをしなければならないのだろうか。