【労働環境】「安い中国製品の時代」は終わる?変化する中国の労働事情[05/19]at BIZPLUS
【労働環境】「安い中国製品の時代」は終わる?変化する中国の労働事情[05/19] - 暇つぶし2ch1:依頼 ◆PHANTOM/hs @肉球φφ ★
08/05/19 22:54:42 神 BE:347844375-PLT(30765)

■「安い中国製品の時代」は終わる?変化する中国の労働事情

 驚異的な輸出の伸びを支えてきた出稼ぎ労働者が経済力を持ち始めたことで、中国が欧米諸国に安価な
製品を大量に輸出する時代は終わりつつある、と英経済紙フィナンシャル・タイムズ(Financial Times)の
元記者アレクサンドラ・ハーニー(Alexandra Harney)氏は語る。

 ハーニー氏は、2年を費やして労働者や工場の経営者、中国で暮らす海外投資家に取材してまとめた著書
『The China Price: The True Cost of Chinese Competitive Advantage(チャイナ・プライス:中国競争力の
真のコスト)』で、中国製造業の成長を支えた労働者の実態を詳細に分析した。

 ハーニー氏によると、かつて無尽蔵とも思われた広東(Guangdong)省など中国南部への労働者の流入は、
今では減少しているという。それに伴って賃金が上昇し、中国製のテレビや玩具、衣料品などの価格も
上がっている。

「10-15年前には、労働者が工場の前に列をなしていた。工場で働けるのは幸運なことだった。しかし最近では、
多くの工場がボーナスを払って従業員を地方に送り出している。工場で働くよう家族を説得して、連れてこさせる
ためだ」

■雇用情勢が変化

 30年前に経済開放を始めた中国にとって、急成長する輸出部門は最大のサクセスストーリーの1つだった。
外国企業は地元工場と契約したり、自ら工場を操業したりして、食器や下着、半導体から家具まで幅広い製品を
製造してきた。

 中国の輸出産業の成功は安い労働力にあった。農村地域の貧困から脱出しようと仕事を求める人々が中国
全土から流入し続けたことで労働コストは低い水準で維持された。

 当時の中国国内の人口移動はおそらく人類史上最大の規模で、約2億人の労働者が世界に向けて輸出製品を
製造していた。ハーニー氏はこういった「非常にパワフルだが、無名の人々」の集団に関心を寄せた。

 2004年以降、中国政府の「一人っ子政策」の影響で10代の若い求職者が減少し、労働力が減り始めたことで
労働者の力は増大し始めた。

 労働者が減少すると必然的に賃金が上昇する。ハーニー氏によると、年収が2割ほど増加したケースもあると
いう。そこに原材料の高騰が重なり、中国の製造業は危機的な状況におちいった。

「ここ数年間の賃金上昇や原材料価格の上昇、労働者の権利意識の高まりといった動きに人民元高が加わって、
中国の製造業はまさに嵐のなかにある」

 もっとも、企業側が問題を誇張している部分もあると言う。例えば、最近1万5000件の工場が閉鎖されるという
ニュースが伝えられたが、これは新たな労働法を骨抜きにすることを狙ったものだと言う。しかし、ハーニー氏は、
力の均衡が労働者側に傾いてきていることに、ほとんど疑いはないと考えている。

「数年間の労働力不足を経験した工場を訪問すれば、以前よりも労働環境が良くなっていることに気付くだろう。
5年前の工場責任者は労働者は余るほど手に入ると考えていた。今では、労働者を逃がさないよう、また労働者を
やる気にさせるよう気を配らなくてはならない」

(続きは>>2-5辺りに)

■ソース(AFPBB) 2008年05月19日 20:04
URLリンク(www.afpbb.com)


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