08/05/15 15:12:57
サムスン電子は2011年までに市場シェアが伸びなければノートPC部門を
廃止する予定だと、同社のシニアマネージャーの1人が明かした。
このニュースは、韓国の水原(スウォン)市にあるサムスン電子本社を訪問中に
Crave UKに伝えられた。サムスン電子のコンピュータ部門で海外での販売と
マーケティングを担当するシニアマネージャーのSukyong Hong氏は、市場シェアを
5.7%に伸ばすには2011年までに世界でさらに1100万台を販売する必要があると
述べている。サムスン電子の世界市場でのシェアが2005年から2007年の2年間で
1.2%から1.7%と、あまり拡大していないことを考えると、これは大変な仕事だ。
事業を維持するには、(最低でも)ソニーを抜かなければならないと、同社では
述べている。現在、ノートPC市場でのソニーのシェアは6%だ。ソニー以外の主要な
ライバルには手が届かないように思われる。ノートPC市場のシェアは、東芝が10%、
Dellが14%、Acerが16%で、首位のHewlett-Packard(HP)は23%だ。
市場シェアを伸ばす最もわかりやすい方法の1つは、ASUS、HP、MSIと同様に低価格の
小型ノートPC市場に参入することだが、サムスン電子にはその気がないようだ。
低価格ノートPCを生産すれば既存のマシンの売り上げが落ちると懸念しているからだ。
もう1つの選択肢は、米国市場に進出することだ。現在、米国で販売されている
サムスン電子のノートPCはウルトラモバイルPC(UMPC)の「Q1」シリーズのみだが、
価格が高くユーザービリティに問題があるため、消費者に人気があるとは言えない。
この話の皮肉な点は、サムスン電子が、LCDパネルなど、ソニー製ノートPCに使用されて
いる部品の多くを提供していることだ。ゆえに、たとえソニーに負けてノートPC市場から
撤退することになっても、サムスン電子にとってすべてが終わったわけではない。
ソースは
URLリンク(japan.cnet.com)