08/05/10 22:30:50
ノリタケカンパニーリミテドは9日、利幅が薄い安価な食器の製造・販売から
撤退する事業再編計画を正式に発表した。
これに伴い、国内の陶磁器生産は、利幅が大きい高級洋食器の少量生産に特化し、
日用食器の生産は海外に移管する。
撤退するのは、旅客機の機内食用や、ビジネスホテルや大衆レストラン向けの
安価な食器だ。海外メーカーなどの安価な食器との価格競争が激化し、
利幅がますます薄くなっている上、ノリタケのブランド価値を引き上げる効果がないと判断した。
食器事業の売上高営業利益率は0・8%まで下落しており、記者会見した種村均副社長(次期社長)は、
事業再編計画について、「採算の悪い事業は見直していく」と説明した。
このほか、国内で製造・販売している日用食器は、スリランカとフィリピンの生産子会社に生産移管する。
人件費の抑制と、円高の影響を受けにくくするのが狙いだ。
事業再編の結果、2009年3月期の食器事業売上高(連結ベース)は08年3月期より17・1%減り、
ノリタケの売上高全体に占める割合も、13%から12%に低下する。
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