08/05/06 21:28:30
家庭用バターの品薄を知らせるスーパーの掲示が続いています。
「家庭でケーキを作ろうと思ってバターを買いに行ったが棚になかった。どうなっているの」
と不満が広がっています。
農水省は、こうした声に押されて家庭用バター230トンの増産を大手乳業メーカーに要請。
「品不足解消に向けメーカー側は生乳の都合をつけてバターを作る」(同省牛乳乳製品課の担当者)と言います。
バター不足の背景には、国内生乳の生産不足があります。
ケーキに使う無塩バターや家庭用バターは、牛から搾ったままの生乳を使います。
しかし国内の生乳生産は、目標どおりできていません。
配合飼料の高騰で生産増は厳しく、農家が廃業した分をカバーできていません。
政府の酪農・畜産業振興策の不十分さが背景にあります。
さらに、今回は
▽チーズ工場が北海道で稼働を始め、生乳が優先供給された
▽乳製品の海外市場がひっ迫し、輸入自由化となっているバター・ココア「調製品」も減少
▽外国産に比べ割安の国産バターが業務用で取り合いとなった
―などの要因が重なりました。
無塩バター不足は、昨年12月のクリスマスケーキ製造シーズンには中小洋菓子店で問題となりました。
今回は家庭用バターにしわ寄せがされた形です。
現状では再発する恐れがあります。
酪農家は安定した生産対策が必要だと訴えています。
ソース:しんぶん赤旗
URLリンク(www.jcp.or.jp)
関連スレ
【食品】スーパーにバターがない…原料の生乳不足で品薄に [08/04/05]
スレリンク(bizplus板)
【食品】農水省、家庭用バター増産を要請…乳業各社、在庫取り崩し[4/30]
スレリンク(bizplus板)
【コラム】「老衰」へ向かう日本の農業 食の未来は大丈夫か? [08/05/01]
スレリンク(bizplus板)