08/05/09 13:15:22 STLwjU5H
権利料の二重取りというレスが散見されるが、それ勘違い。
大抵のコンテンツの場合、デジタル私的複製の料金は、コンテンツ代に含まれていない。
そもそも30条根拠の私的複製は、その条文に書いてある限定的な範囲で許されるだけの複製しか許諾されていない
その文面(三十条の二)で、他のルートで権利料を支払っている、
特定のデジタル複製機器と媒体を利用した際の複製は、許諾されると明文化されてる。
つまり、デジタル複製の権利料は別払いというのが日本の著作権法の制度なんで、
普通に購入したコンテンツに、デジタル私的複製の料金は含まれていない。
あと、この手の制度が日本だけという勘違いレスも見た気がするが、それも違う。
欧米で広く導入されている制度にすぎないし、始まり自体がアナログ時代のヨーロッパ。
日本でMDなんかのデジタルコピーとレンタル業者の存在で、音楽業界がダメージ食らった頃、
私的複製自体を禁止するか、それとも私的複製制度を残しつつ、権利者の経済的ダメージを無くすかという岐路にたった際、欧州の私的複製補償金制度に目をつけ、導入したという次第。
ちなみに、この手の話題のスレだと、JASRACなんかの日本の利権団体というか権利団体叩きの大合唱になるが、
JASRACをはじめとする日本の権利団体は、甘すぎるくらい。
URLリンク(www.itmedia.co.jp)
今日も、こんなニュースが出てるが、あっちの権利団体は企業だろうが個人だろうが、
経常的に告訴しまくってる(個人告訴だけで、年間数千件がデフォ)。
日本は先進国の中では、異常なくらいに違法コピーに甘い国。
よつうべがトータルで1000億超えの告訴されてる最中、まだニコがそういう状態じゃないの見れば、
日本が異常に甘い状況だって分かるだろ。