08/05/05 07:51:41
政府の社会保障国民会議は、増え続けるパートなど非正規雇用の労働者が抱える問題への
対策を急ぐ必要があるとして、来月取りまとめる中間報告では、正社員になるための能力開発を
行うことなど、待遇の改善策を柱の1つにする方針です。
国が行っている労働力調査によりますと、パートや派遣など正社員ではない非正規雇用の
労働者の数は去年、前の年より55万人増えて1730万人余りに上って過去最高になり、働く人
全体の3分の1を超えています。
政府の社会保障国民会議ではこうした現状を懸念して、非正規雇用の労働者が抱える問題への
対策を早急に講じるべきだという意見が相次いでおり、福田総理大臣も、こうした労働者について
「就職するだけでなく職場に定着するよう、学校や地域、産業界すべてが一体となって取り組ま
なければならない」と述べ、対策の検討を要請しました。
これを受けて国民会議は、来月取りまとめる中間報告では、社会保険の適用対象を拡大し、
非正規雇用の労働者のセーフティーネットを充実させることや、正社員になるための能力開発を
行うことなど、待遇の改善策を柱の1つにする方針です。
▽News Source NHK ONLINE 2008年05月05日 06時07分
URLリンク(www3.nhk.or.jp)
▽社会保障国民会議
URLリンク(www.kantei.go.jp)
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