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★労働者の「やりがい」低下を問題視 労働経済白書骨子案
もっと働きがいのある社会を―。厚生労働省の08年版「労働経済の分析」
(労働経済白書)が、非正規雇用の増加や賃金の低迷により労働者の「やりがい」が
低下している問題を指摘していることが22日、わかった。雇用の安定化が働きがいを
高め、生産性も伸ばすと提言している。
この日、自民党の雇用・生活調査会と厚生労働部会の合同会議で骨子案が示された。
骨子案は、内閣府の調査で「仕事のやりがい」に満足している人の割合が81年の
31.9%から05年は16.6%に低下したと指摘。「失業の不安なく働ける」と感じる人も
34.4%から14.8%へ低下したとして、背景には、派遣やパートなどの非正規労働者が
同じ期間に約3倍に増えたことがあると分析する。
非正規労働者の増加は「企業にとってコスト削減が主目的で、労働者の希望に応じた
柔軟な就業形態を用意するという認識は低い」と批判し、新卒者の計画的採用と育成を
怠った面もあると指摘。安定的な雇用を増やすことの重要性を強調している。(生田大介)
ソース:asahi.com(2008年04月23日07時37分)
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