08/04/18 21:18:58
【ニューヨーク=松浦肇】米大手銀シティグループが18日に発表した1―3月決算は、
最終損益が51億ドル(約5200億円)の赤字(前年同期は50億ドルの黒字)になった。
最終赤字は2四半期連続。信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題の
深刻化に伴い、信用収縮に関連して100億ドル(約1兆300億円)超の損失を計上した。
損失の主な中身は貸倒引当金積み増し、住宅担保ローンの証券化商品や
LBO(借り入れで資金量を増やした買収)融資での評価損。住宅担保ローンや個人向け
融資の延滞率上昇が響いた。
金利や手数料収入の合計である純収入はほぼ半減した。M&A(合併・買収)や証券化
ビジネスの不振で市場・投資銀行部門は人件費などのコストを吸収できずマイナスになった。
ただ、世界的な支店増加が奏功して、個人向け金融サービスは増収だった。(20:52)
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