【コラム】大手ほど『SI力』の衰えが目立つ、「読解力」など三つのスキルの強化を(半田淳治 日本テレビ IT推進部次長)[4/17]at BIZPLUS
【コラム】大手ほど『SI力』の衰えが目立つ、「読解力」など三つのスキルの強化を(半田淳治 日本テレビ IT推進部次長)[4/17] - 暇つぶし2ch1:依頼313 ◆3laCLecqbU @犬猫上等φ ★
08/04/17 21:25:54 BE:441849964-2BP(224)
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半田 淳治氏 日本テレビ放送網 メディア戦略局IT推進センター IT推進部次長


ここ数年、日本のITベンダーを見ると「顧客の要求に応える『SI力』が衰えたな」と感じることが
多くなった。意外にも、力の衰えは大手ベンダーほど目立つ。

我々の求めるSI力とは、顧客の要求を読み解く「読解力」と、要求の不足を補う「想像力」、
そして要求を実現する「技術力」の三つのことだ。いずれについても、ITベンダーの力の
衰えを感じるようなことを経験した。

例えば「読解力」。これは、顧客が要求することの半分くらいしか文書化できていなくても、我々
とのコミュニケーションを密にしてあいまいな点を補い、きっちりと要件をまとめるというものだ。

私が入社した1980年代、日本テレビは、大半の業務システムを内製化していた。今やシステム
部門でプログラミング経験を持つのは私くらいしかいない。その結果として我々は、要件を
漏れなく定義するスキルが以前より落ちている。

一昔前は、発注先になるITベンダーのSEと打ち合わせれば、要件のあいまいさを補うことが
できたので、大きな支障はなかった。ITベンダーの読解力に期待できたからこそ、開発を
外注化し、スタッフはシステムの企画や要件の取りまとめに専念できた。

ところが最近は違う。特に開発の「オフショア化」で風向きが変わったように思う。オフショア先と
我々をつなぐ「ブリッジSE」が、往々にして要求を「読解」できないのか、通訳の役割を
果たしてくれないのだ。開発費を抑えられる一方で、細かなトラブルも増えた。

以前、こんなことがあった。中国でのオフショア開発を提案してきたあるITべンダーが、我々の
要求と食い違った仕様のシステムを納品してきた。手直しさせても品質が上がらず、
最終的には我々が最初から作り直す羽目になったのだ。

読解力と同様、「想像力」の衰えも気になる。我々の要求に欠けている部分を、
常識的な判断で補う力を身に付けてほしい。

一例を挙げる。新システムのユーザーインタフェースについて、「以前に選択したメニュー
画面をデフォルトにすべき」など、利用者の操作性を高めるような提案のできるITベンダーが
減っている。確かに要求定義書には書かなかったが、良い意味でおせっかいしてもらいたい。

「技術力」の低下も悩ましい。基幹系業務システムの刷新案件で、当社ではこんな経験をした。

新システムの運用段階で、頻繁に発生するバッチ処理に数時間もかかることが分かった。
ITベンダーに改善を求めたところ、安易に「ハードウエアを追加しましょう」と言ってきた。

仕方なく、言う通りにした。それなのに、処理時間を半分くらいしか短縮できなかったのだ。

そこで私が自分なりの経験に基づき、システムを見直したところ、処理速度を6分の1以下に
短縮できた。たまたま私のやり方が通用したから良かったものの、そのITベンダーの
技術力には疑問を禁じえない。


>>2以降に少しだけ続く


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