08/04/17 21:12:37
日本民間放送連盟（民放連、会長＝広瀬道貞テレビ朝日会長）は１７日、定例理事会で、
「発掘！あるある大事典２」の捏造（ねつぞう）問題で除名した関西テレビ（大阪市北区）の再入会を認めた。
これで関テレは、フジテレビ系が放映権を持つ北京五輪の種目を放送できることになった。
民放連は「近畿地区の視聴者の利便性を第一に考えた」と説明している。
ただし、五輪番組資料に「フジ・関テレ」と放送が決定したかのように表記した問題を受け、
当面は民放連主催行事への参加などの会員活動は認めず、全面復帰は五輪閉幕後の９月に
改めて検討する。
関テレが属するフジ系は、北京五輪で野球決勝などを放送する予定だが、
ＮＨＫと民放連加盟社にしか放映権がなく、関テレは除名状態では放送できない。
このため「近畿民放社長会」（関西の民放１９社で構成）は、五輪期間中に除名を一時解除するなどの
特例措置で関テレの放送を認めるよう民放連に要望していた。
これを受け、理事会に先立って開かれた緊急対策委員会は、関テレが放送できないことによる
近畿の視聴者や民放テレビ各局が被る不利益を考えると、関テレを民放連に再入会させての放送が
最も現実的との結論に至った。
会見した広瀬会長は「五輪優先の再入会ではなく、視聴者の利便を考えた。捏造問題以降の
改革の歩みは評価されている。進展をみて、地元の意見を聞いた上で全面復帰について検討したい」と話した。
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