08/04/14 23:32:52
アイ・オー・データ機器の「HVL4-G」は、東芝“REGZA”「ZH500/ZV500」シリーズで録画した番組を
ムーブできるホームサーバだ。外観こそ「LANDISK Home」(HDL4-Gシリーズ)と同じだが、
その役割と将来性は大きく異なり、PC周辺機器メーカーである同社が家電分野に踏み込むための
試金石となる可能性を秘めている。
企画・開発を担当した同社開発本部ネットワー&ストレージ開発部ハードディスク開発課
企画担当の新明征和主任に、製品の詳細と今後の展開を聞いた。
―まず、HVL4-Gの概要を教えてください
HVL4-Gは、DLNAガイドライン1.5と、伝送路の著作権保護技術であるDTCP-IPの
v1.2を同時にサポートした初のハイビジョンレコーディングハードディスクです。
NAS(Network Attached Storage)である従来の「LANDISK Home」は、デジタル放送番組を
録画することはできても、番組を視聴できるのも録画したREGZAに限られていました。
これは著作権保護のためにローカル暗号化を施しているためですが、今回はREGZAのローカル暗号を
DTCP-IP経由で、HVL4-Gへムーブすることが可能になります。
逆に、NASと違ってPCのファイル共有機能はありません。
ムーブした番組は、2Tバイト(RAID5構成のため、実際に録画できる容量は1.5Tバイトまで)の
HDDに蓄積され、DTCP-IP v1.1対応機器からネットワーク経由で再生できます。
例えば、リビングルームの「ZH500」や「ZV500」で録画した番組を、ほかの部屋にある「Z2000」や
「Z3500」でも視聴できることになります。
内部は500GバイトのHDD4台を用いたRAID 5構成になっていて、エラー訂正情報を記録データと一緒に
4台のHDDに分散記録するため障害に強い点が特徴です。例えば4台のHDDのうち1台が壊れても
録画データの損失はなく、該当するHDDを交換すれば速やかにデータを復旧できます。
HDL4-Gと同様、HDDの交換に工具もいりません。
10円玉などで筐体を開けることができ、交換後は自動でデータの再構築処理を行います。
―HVL4-G内の番組を同時に視聴できるクライアントは何台までですか?
2台です。HVL4-Gにもローカルな暗号化/復号化処理エンジンが搭載されていて、
番組を暗号化した状態でHDDに蓄積しています。その処理エンジンの能力から、現在のところ
同時に出力できるのは2ストリームが上限となります。
―再生に関しては、東芝以外の製品でも可能ですか
そうですね。DTCP-IP 1.1対応のテレビは他社にもあり、弊社でもソニーさんの「BRAVIA」での
動作を確認しました。PCでもDTCP-IP v1.1を搭載している機種がいくつかありますので、
今後動作確認を行い、順次Webで情報を公開していくつもりです。
ソース(>>2以下に続きます)
URLリンク(plusd.itmedia.co.jp)
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