08/04/14 23:33:10
(続き)
―筐体の前後にUSBポートがありますが、HDDを増設できるのでしょうか
デジタル放送録画用のHDD増設は考慮していません。
このUSBポートは、ベースになったLANDISK Homeから継承したもので、PCなどで作成した著作権情報のない
コンテンツを配信するDLNAガイドライン1.0相当の機能を使えます。
例えばUSBメモリや外付けHDD、デジカメなどを接続して、中にあるMPEGやWMV、JPEG、MP3などのファイルを
ネットワーク内で共有できます。
■夏にファームウェアアップデートを予定
―REGZAからのムーブ手順を教えてください
REGZAの録画リストを表示してムーブしたい番組を選び、ムーブ先として「LAN-S」アイコンの付いた
HVL4-Gを選択するだけです。あとは確認画面で「はい」を押せば、ムーブが開始されます。
―他社のレコーダー製品などからムーブインできるようになる可能性はありますか?
現在のDLNAガイドライン(1.5)にはムーブに関する規定がありません。
近い将来、ネットワーク経由のムーブもDLNAに盛り込まれる見通しですが、
当面はREGZA「ZH500/ZV500」シリーズとHVL4-Gだけの機能ということになります。
ただ、われわれとしてはHVL4-Gの機能を他の家電製品にも水平展開したいと考えています。
―逆にHVL4-Gからほかの機器に対してムーブアウト、あるいはダビング(ダビング10実施後)する
ことはできませんか? レコーダーやPCを使って録画番組をBlu-ray Discなどに書き出せると、
REGZAユーザーには大きなメリットになります
それも検討しています。HVL4-Gは、容易にファームウェアアップデートできる機能を持っており、
「ダビング10」への対応時には少なくともほかのHVL4-Gへのムーブアウトを可能にするつもりです。
REGZA以外の機器からムーブインもアップデートに含めたいですね。
PCに持っていってBlu-ray Discに書き出す方法ですが、そのためにはまず、PCとHVL4-G間で
デジタルコンテンツがムーブできるようになる必要があります。この点については近い将来、
PC側で機能提供されるものと思っていますので、それに向けてHVL4-G側もコンテンツが
ムーブできるように機能追加していきます。
ほかにも、より便利にメディアサーバとして使える機能を実装したいと考えています。
例えばLANDISK Homeシリーズに搭載している「フォトアルバム機能」なども盛り込めるといいですね。
これらの機能につきましてはファームウェアアップデートで提供できれば、と考えていますので、
ご期待いただければと思います。
―将来の機能追加は既定路線ということですね
そうです。出荷時のファームウェアは“必要最低限のもの”と捉えてください。
(記事終)