08/04/12 23:35:27
スギ薬局(愛知県安城市)は11日、訪問看護などの医療事業に本格参入すると発表した。
将来の医薬品販売の業界再編をにらみ、新事業の強化に向けた組織を整えるとして、
9月1日付で持ち株会社体制に移行する方針も示した。
薬局が訪問看護に取り組むのは業界で初めてという。
持ち株会社の社名は「スギホールディングス」。
スギ薬局の医薬品販売部門と医療事業部門をそれぞれ「スギ薬局」「スギメディカル」に分社し、
ホールディングス傘下の子会社とする。
新たに始める訪問看護事業は、薬局店舗などにステーションを設置。
看護師や薬剤師を配置し、地域の医療機関と連携して在宅療養を支援する。
名古屋、東京、大阪の3地域に9月からの2年間で約50カ所のステーションを設ける方針。
年間で十数億円程度の売り上げを見込んでいる。
高齢者専用の共同住宅の1階部分などに看護師や薬剤師を置いた薬局の出店や、
メタボリック症候群予防の特定健診に対応する健診センターの新設などの事業も進める計画だ。
同社の医療事業は高齢化や健康志向の高まりによる需要増を見込んで2001年から、
薬剤師による訪問指導などを手掛けてきた。
杉浦広一社長は「従来の調剤だけでなく医療の周辺分野に事業を広げ、
高齢化社会への変化に対応したい」と話した。
ソース
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