08/04/24 08:58:44 JAzBRRi0
>>480 続き
■薬剤料(3割負担の場合)…3~7割安くなる
▼胃腸の薬(28日分)
新薬(ファモチジン)…12,830円
ジェネリック(メシル酸カモスタット)…2,186円
差額…10,644円
▼コレステロール値を抑える薬
新 薬 …37.3円(1錠) 1日1錠5年間服用…68,073円
ジェネリック…14.3円(1錠) 1日1錠5年間服用…26,116円(最安値のもの)
差額…41,957円
▼糖尿病の薬
新 薬 …47.5円(1錠)
ジェネリック…29.2円(1錠)
■課題
▼安定供給。在庫がなく、すぐに手に入らないジェネリック医薬品がある
▼製造が中止になる場合もある
→これらについては、『調剤薬局側が』しっかりしたメーカーを選ぶ事が大事。『ジェネリック医薬品専門の製薬会社は80社以上ある』から、調剤薬局側による厳選は可能
▼全く同じ薬ではない。同じ成分でも、製造方法によって溶ける速度や吸収される割合が微妙に違う。効かないのではなく、効果が出る期間がズレる(血圧、血糖値コントロールの薬)
→これは、『主治医と薬剤師と患者とで』、どの薬を使おうかと色々相談するのが大切
■使われやすくなった
▼「医師が発行する処方箋にある、保険医の署名欄」を変更
~08年3月…ジェネリック医薬品に変更を認める場合のみ署名 →面倒くさいからとやらない医師がいた
08年4月~…ジェネリックに「全て変えてはいけない」(禁止する)という場合のみ署名
◆処方箋の仕方変更の効果(静岡県のある薬局)
3月まで → 4/1~6
ジェネリック変更可能 19% → 51%
実際に変更 8% → 24%
結果は歴然。現在、薬局では約3割の患者がジェネリックを使っている。薬局側はいずれ5割になるだろうと言っている。
▼後発薬の調剤を促すため、薬局が受け付けた処方せんのうち、「30%以上で後発薬を調剤した場合には、診療報酬点数も加算」されるようになった。
併せて規則も改正され、保険薬剤師に対しては「患者に対して、後発医薬品に関する説明を適切に行わなければならない」と定められた。