08/04/10 21:35:12
株式会社日立製作所(執行役社長:古川一夫/以下、日立)は、このたび、
流体解析や衝突解析、気象予測といった科学技術計算分野向けのスーパーテクニカルサーバ
「SR16000」を、4月11日から販売開始します。
「SR16000」は、最新のPOWER6(TM)プロセッサーを搭載し、
理論ピーク性能(*1)は従来機「SR11000」と比べ約4倍となる最大300TFLOPS
(*2)超の世界最高クラスの性能を実現しています。
また、単位面積あたりの性能を約9倍、消費電力あたりの性能を約3倍と大幅に強化するなど、
高性能な演算処理に加え、省スペース、省電力も実現した新世代のスーパーコンピュータシステムです。
*1 理論ピーク性能:
実際にプログラムを実行したときの性能ではなく、同時に動作可能な全ての演算器が動作したときの性能
*2 1TFLOPS(テラフロップス):
浮動小数点演算を1秒間に1兆回実行する能力
「SR16000」には、空冷モデルL1と水冷モデルL2の2つのモデルがあり、
いずれもPOWER6(TM)プロセッサーを1ノード(*3)あたり16個搭載し、
最大512ノードの接続が可能です。
OSにはAIXRを採用し、業界標準に対応したオープンな環境と高い信頼性を提供します。
また、従来培ってきた自動並列化コンパイラ*4やクラスタ管理技術といった日立独自の技術、
運用管理ノウハウなどにより、従来システムからのスムーズな移行が可能です。
さらに、ベクトル機*5ユーザー向けにも、システム導入、構築などのサービスメニューや、
ユーザーのプログラムに応じたきめ細かいチューニングサポートを提供し、
プログラムの容易な移行を実現します。
*3 ノード:
並列コンピュータを構成する独立した演算処理単位
*4 自動並列化コンパイラ:
演算の並列処理化を自動で行うコンパイラ
*5 ベクトル機:
ベクトル(1次元の配列)を単位として演算を行うコンピュータ
<新製品の仕様>
※ 関連資料参照
<新製品の価格と出荷時期>
※ 関連資料参照
ソース
URLリンク(release.nikkei.co.jp)
製品画像
URLリンク(release.nikkei.co.jp)
関連資料
URLリンク(release.nikkei.co.jp)