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「彩都」をどうする 橋下知事 「負の遺産」のひとつ
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
大阪府の橋下徹知事は12日、府北部の大規模ニュータウン「彩都」を視察した。
彩都をめぐっては土地区画整理事業の主体となる独立行政法人・都市再生機構が東部地区
からの撤退を発表。府はこれまで西部地区(313ヘクタール)の府道、大阪モノレールなど
のインフラ整備に約175億円を投じてきたが、知事直轄の府改革プロジェクトチームが
11日発表した「財政再建プログラム試案」で総点検が必要な大型事業のひとつに
リストアップしており、橋下知事は今後、厳しい判断を迫られる。
彩都は府が昭和61年、構想を策定。世界的なバイオ研究都市を目指し、用地造成や
企業誘致を進めている。今後、同地区と中部、東部の各地区をつなぐ府道とモノレールの
整備事業費用として約186億円の出資を見込んでいる。
道路整備は中部、東部地区の造成の進捗(しんちょく)に合わせて計画を策定する方針だが、
中部地区は平成18年、武田薬品工業の研究施設の誘致に失敗し、未着工の状態。
同じく未整備の東部地区についても都市再生機構が今月に入り、土地区画整理事業から
撤退する方針を示したばかりで、いずれも開発のメドが立っていない。
「山の間に道路だけ通しても仕方ない。今後の動向がはっきりしないと身動きが取れない…」
と府道路整備課の担当者は現状を説明する。
また、府は大阪モノレールを運営する第三セクター「大阪高速鉄道」に94億6300万円
(出資比率65・1%)を出資。
昨年3月、彩都線が彩都西駅(西部地区)まで延伸し、初めて彩都にモノレールが開通した。
今後、中部、東部地区まで路線を延長し、各地区に駅を設ける都市計画決定をしているが、
道路と同様、「各地区の区画整理が進まないことには延伸計画も立てられない」(府街路課)
としている。