08/04/02 11:04:05
[ニューヨーク 31日 ロイター] 有力債券ファンド運用会社パシフィック・
インベストメント・マネジメント(ピムコ)のグロス最高投資責任者(CIO)は、
31日発表した投資見通しに関する月例リポートで、ポールソン財務長官が提示した
金融行政改革案について、規制が強化されれば投資銀行の収益が影響を受ける可能性が
あるとの認識を示した。
ベアー・スターンズ<BSC.N>の実質的な経営破たんを受け、金融機関への規制強化などを
求める声が政府や一部の議員の間で起きていた。
ポールソン長官は31日、連邦準備理事会(FRB)の監督権限を投資銀行など非銀行金融機関
にも拡大することなどを盛り込んだ改革案を発表した。
ただ、グロス氏によると、そのような規制強化により、投資銀行の自己資本基準が銀行のものに
近づくことになるほか、全般的な銀行システムの安全性と健全性を支援する目標と相まって、
ゴールドマン・サックス<GS.N>、リーマン・ブラザーズ<LEH.N>、メリル・リンチ<MER.N>など
大手投資銀行の収益が圧迫される可能性がある。
グロス氏は、預金受け入れなどからではなく数十億ドルの資金を市場から調達しているとして、
これら投資銀行を「影の銀行」と呼んでいる。これまで規制がそれほど厳しくなかったため、
投資銀行は商業銀行に比べ、よりリスクのある投資でより収益を上げることが可能だった。
ただ、今後規制が強化されれば、これまで借り入れによる投資などで成り立っていた
「影の銀行システム」は流動性の制約に直面することになるという。
ソースは
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
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