08/03/08 07:26:40
京都市中心部の建物の高さなどを規制する市の景観政策で、京都大学が建設する
医学部付属病院新病棟が適用除外となることが7日決まった。京都市の門川大作市長は同日、
日本経済新聞の取材に対して「(京大の特例申請は)手続きをきちんと踏んでいる」とし、
認める方針を明らかにした。全国的に注目を集めた政策だが、導入後半年で適用除外物件が
出ることになる。今後も特例が出る可能性があり、条例の理念をどう貫くか、行政の対応が
問われそうだ。
適用除外となるのは、任天堂の山内溥相談役の寄付を元手に京都市左京区の吉田キャンパス
病院構内に建設する新病棟。地下1階、地上8階建てで高さ31m。同地区は景観政策によって
20mに制限されており、京大は1月24日付で関連条例で定められた特例を申請していた。
門川市長の諮問を受けた市景観審査会(会長・川崎清環境・建築研究所所長)は7日午前、
特例を認める答申をまとめることで合意。市長もこれを追認することになる。
特例が認められるのは、昨年9月に施行してから初めて。京大は許可が出次第、早期に
着工する方針だ。
景観政策は「京都の景観は市民共有の財産で、我が国の宝であり、守らねばならない」という
趣旨で定められた。不動産など一部の業界の反発を招いても、街並みを保全した方が
京都の観光資産価値が上がるという判断が背景にある。
▽News Source NIKKEI NET 2008年03月08日
URLリンク(www.nikkei.co.jp)
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京大の新病棟建設予定地(京都市左京区)
▽京都市
URLリンク(www.city.kyoto.lg.jp)
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