08/03/04 22:57:56
県議会2月定例会は3日、引き続き一般質問を行い、大見正、石黒栄一、三浦孝司(自民)、久野哲生、
華地山義章、原田信夫(民主)、岩田隆喜(公明)の7氏が登壇した。
神田真秋知事は環境に優しい交通行動を軸とする新しいライフスタイル「エコモビリティライフ」の
新年度からの実施について「県民こぞっての運動にしたい」と強調。
「生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)が開かれる2010年をターゲットに、
多様なエコモビリティ活動を国内だけでなく世界にも発信していきたい」と述べた。
エコモビリティライフについて、県は「車と公共交通、自転車、徒歩などをかしこく使い分ける
ライフスタイルの実現」と定義。
推進の母体となる協議会を基に、行動宣言や事業計画などを策定し、県民運動として
盛り上げていきたい考えだ。
三浦氏の質問に、神田知事は「(15日予定の)愛知環状鉄道(新豊田駅-三河豊田駅間)複線化で、
世界的な自動車メーカーが、自動車から鉄道への大規模な通勤転換をされようとしていることは
大変大きな力になる」と述べた。
「企業や交通事業者、大学、NPO(民間非営利団体)、県民の多くの参加をいただき、
ITS(高度道路交通システム)の活用も含め、地域を挙げたエコモビリティへの取り組みにしたい」と続けた。
その一環として県は新年度、リニモ(東部丘陵線)沿線をモデル地区とし、地理情報システム(GIS)を活用した
バス情報マップを作成、乗り換えの利便性向上を図る。
このほか、県内唯一の路面電車、豊橋鉄道の低床式車両の導入も支援していく。
愛知環状鉄道は今回、全線約45キロのうち約3割が複線化されたことになる。
さらなる三河豊田駅-北野桝塚駅間の複線化について、的井宏樹地域振興部長は
「今後の需要動向、利用状況の変化などを見極めつつ、(運営)会社の考えも聞きながら検討したい」とした。
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画像(豊橋鉄道に導入予定の低床式車両)
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