08/03/04 13:48:14
[1/2]
3日の東京市場は、急激に株安と円高が進む波乱の展開となった。米経済の先行き懸念を
背景に、「ドル安」に歯止めがかかる気配はなく、自動車や電機といった日本経済を
支える輸出関連企業などの株価を直撃した。米国の低所得者向け住宅融資「サブプライム
ローン」問題に端を発した市場の混乱は続いており、1995年以来となる
1ドル=100円突破を予想する声も出始めた。
□輸出企業の株価直撃
■悲 観
「米国は景気の先行きが暗く、追加利下げせざるを得ない状況で、ドル安・円高の流れは
簡単に止まらない。株安も進み、市場の心理は非常に悪い」
米系証券の日本支店幹部の表情はさえない。この支店は、サブプライムローン問題の余波で
人員削減が進められている。
円相場は最近の4営業日で5円以上も上昇した。これが、日経平均株価(225種)の
1万3000円割れを招いた。日経平均は2月27日の終値から3営業日で1039円も
下げた。
「米国は景気の先行きが暗く、追加利下げせざるを得ない状況で、ドル安・円高の流れは
簡単に止まらない。株安も進み、市場の心理は非常に悪い」
米系証券の日本支店幹部の表情はさえない。この支店は、サブプライムローン問題の余波で
人員削減が進められている。
円相場は最近の4営業日で5円以上も上昇した。これが、日経平均株価(225種)の
1万3000円割れを招いた。日経平均は2月27日の終値から3営業日で1039円も
下げた。
■産業界に影響
米景気減速と円高の「ダブルパンチ」は特に輸出関連企業の株価を押し下げた。
東証1部の銘柄を業種別にみると、「機械」(6・1%)、「電気機器」(4・8%)
などの下げが目立った。
多くの企業は、半年や1年先まで為替取引の予約を行い、為替の変動で損失が出ない
ようにしている。しかし、日銀のまとめでは、企業が想定する為替レートは2007年度
下半期で113円79銭。現在はそれを大幅に上回る円高水準だ。
三菱自動車は2月29日に発表した中期経営計画で、円高が10年度の連結営業利益を
約500億円下押しすると見込んだ。トヨタ自動車でも07年10-12月の3か月で、
円高が連結営業利益を200億円押し下げた。円高が続けば、輸出関連の企業の株は
さらに、売られやすくなる。
続きます。ソースは
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)