08/03/02 11:14:19 ZkWAI455
>>96
全ての異常プリオンは、「タンパク様感染粒子」であり、
例えば遺伝子等、自身の複製のための設計図を必要としない。
異常プリオンは、たんぱく質状の構造を持つ化学反応的複製能力をもつ物質であり、
一部に同種の構造体を持つ健常プリオンを、同じ構造を持つ異常プリオンに変質させる特徴がある。
異常プリオンAが通常プリオンBに影響を与えて通常プリオンBは異常プリオンA’に変質するわけである。
この反応を繰り返して異常プリオンは細胞内で連鎖的に感染し、
最終的にその細胞を壊死させ、細胞液に流出、次の感染先へと移動する。
この為、異常プリオンを含んでしまった生体の細胞内において、等しく壊死の過程が進行するが、
複製能力の高い細胞で構成された器官内では、感染した細胞を壊死させる事はできても
他の健常な細胞が壊死した部分を補填するため、最終的な器官全体の壊死は免れなくとも、
短期間で致命的な症状が出ることはない。
逆に脳細胞は補填の効かない細胞組織であり、
その為、顕著な症例として脳・神経細胞の壊死による症状が取りざたされているだけである事をここで注意しておきたい。
つまり、異常部位と言う概念自体がそもそも間違い。
感染牛は異常プリオンに汚染されている。