08/02/26 11:25:46
愛知ゆかりの戦国武将は織田信長、豊臣秀吉、徳川家康だけじゃない。後に全国各地に
赴いた「三英傑」の家臣も少なくない。「愛知を知らずして、安土・桃山時代や
江戸時代は語れない」と、愛知県は武将を新たな観光資源とし、全国に売り出す試みを
加速させている。題して「武将観光」-。
県によると、慶応元(1865)年、全国にあった270藩のうち愛知を出身とする大名は
204藩。藩主に限ると179藩で、各地の都市基盤を築いた藩主の7割前後にのぼる。
愛知出身者では信長の家臣だった加賀藩の祖・前田利家(名古屋市出身)、秀吉に仕え
安芸藩主などを務めた福島正則(美和町出身)らがいる。
桶狭間の戦い(1560年)や長篠の戦い(1575年)など、愛知県内には時代の転換期と
なった合戦跡をはじめ多数の史跡や城、城跡がある。地元出身の武将ゆかりの祭りも各地で残る。
一方、モノづくりで有名な中部の原点は、信長が築いたといわれる。全国から優れた職人や
技能者を集めた結果、三河木綿、木曽ヒノキ、瀬戸焼や常滑焼、からくり技術などが発展し、
現代の基盤になったと指摘されている。
これら三英傑も含めた武将にまつわる戦や文化面などの資源を組み合わせることで、県は
愛・地球博(愛知万博)後の新たな観光戦略の中核と位置付けた。
2009年には織田信長サミットが同県小牧市であり、10年に名古屋城本丸御殿が復元される
予定。県は「武将観光を構築する機は熟してきた」と強調する。
その第1弾として26日に名古屋市で開く武将観光シンポジウムは募集開始から数日で定員の
250人を上回るほどの人気ぶり(既に募集は締め切っている)。県内では新たなルートづくり
を模索する地域もある。現在、県は武将観光をPRするパンフレットを作製しており、3月下旬
には名古屋市内のデパートで企画展も開く。
観光コンベンション課は「各地のお殿様のルーツの大半が愛知であることから、愛知の
武将観光を通じて戦国や江戸時代の武将の世界を立体的に学べるきっかけにしたい」と
意気込んでいる。
ソースは
URLリンク(www.chunichi.co.jp)
依頼を受けてたてました。