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長田組土木：民事再生法を申請、負債１００億円超か－－最大規模の建設老舗 ／山梨
甲府市丸の内２の土木建設会社「長田（おさだ）組土木」（長田達機社長、資本金１億２０００万円）が２２日、
東京地裁に民事再生法の適用を申請した。関係者の話によると、負債総額は１００億円を超える可能性があり、
０７年度で最大となるのは確実。公共工事の減少による売り上げ減などで資金繰りが悪化したことが要因とみられる。
県内最大規模の老舗業者の業績悪化で、県内の業界に影響が広がりそうだ。
同社は１９０５（明治３５）年創業で、県内で初めて土木事業許可を受け、公共工事を中心に業績を拡大。
長野県や東京都などに支店・事業所を展開した。県が発注した公共工事の県内企業受注高は、
▽０３年度５位
▽０４年度４位
▽０５年度３位－－
と一けた台の順位をほぼ毎年守ってきたが、０６年度は８億１６００万円で１３位と順位を下げていた。
同社の本社ビルは甲府市中心街の一角にある６階建てで、夜になっても全フロアに明かりがついていた。
社員が次々と社内から出てきたが、毎日新聞の取材には無言だったり、「何も答えられない」と繰り返した。
取引先の建設業者が入れ代わり立ち代わり訪れ、ある業者は「社員を集めて（申請を）通知したらしい」と話した。
別の業者は「資材を納入した業者が現場に取りに行っている」とも話した。
０７年度に民事再生法の適用を申請した県内企業で、負債総額が最大だったのは
甲府市長松寺町の総合建設会社「コミヤマ工業」（小宮山要社長、資本金９６００万円）の８４億円。
０６年に公正取引委員会から課徴金の請求を受けるなどして資金繰りが悪化していた。
毎日新聞 2008年2月23日
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