08/02/18 01:10:26
子供服のキムラタン(神戸市中央区)は十六日未明、二〇〇八年三月期連結決算の
業績予想を下方修正し、純損失が十九億六千万円に拡大すると発表した。〇七年
十一月の予想では純損失を五億八千万円と見込んでいたが、三カ月で約十三億円
損失が膨らんだ。同社は業績回復に向け、今月下旬に不採算店閉鎖などの再建策を
示した中期経営計画を公表する方針。
昨年十二月に就任した浅川岳彦社長が全二百九店舗を大幅に減らすなど
事業再建策を表明し、合理化を加速させた。
これに伴う店舗閉鎖や中国の電子機器製造子会社の清算によって、新たに
五億六千万円の特別損失が発生。消費低迷と百貨店からの撤退で、売上高は予想を
十八億円下回る六十八億円にとどまる見通し。経常損失は五億二千万円の予想から、
十四億七千万円への拡大を見込む。
また、新たに一年前に始めたばかりの、妊婦・母親向けインターネットサイト事業からも
撤退を決めた。
未明の発表について、同社の木村裕輔取締役は「十五日夕刻に開示を予定していたが、
大阪証券取引所から内容の整合性などについて指摘があり、詰めの作業で遅れた」と
している。
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