08/02/14 02:51:52
国産初のジェット旅客機の開発を支援するため、愛知県は2008年度、ジェット機の研究、開発に必要な
技術試験場の用地として県営名古屋空港(豊山町)に隣接する国有地約2ヘクタールを購入する。
全国有数規模の航空機産業を抱える愛知県は、戦前は零式艦上戦闘機(ゼロ戦)、戦後はYS11開発に
深くかかわった歴史があり、県地域産業課は「航空機産業の新たな一歩を後押ししたい」としている。
県が13日発表した08年度当初予算案に、土地購入費4億7800万円余を盛り込んだ。
YS11の製造にもかかわった三菱重工業は、名空港わきの小牧南工場で、国産初の小型ジェット機
「MRJ」(三菱リージョナル・ジェット、70人乗りと90人乗り)を開発中。
県は購入する国有地の一部を、同社に貸し出すことを想定している。
残る用地については、県が05年度から地元産業界と宇宙航空研究開発機構(宇宙機構)の
名空港への誘致活動を続けており、宇宙機構の飛行研究施設を配することも視野に入れている。
航空機は、部品点数が乗用車の約100倍の3万点にも上るとされ、すそ野が広い産業。
このため、県は「航空機産業の振興は、新たな需要や雇用を創出する」として、
名空港わきの国有地購入を決断した。小型機の拠点空港となった名空港のPRにもつなげたい考えだ。
中日新聞
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