08/02/08 17:39:06
★スカンジナビア航空、09年のストックホルム直行便に意欲、夏期限定で週3便
スカンジナビア航空(SK)は2009年夏季スケジュールにおいて、期間限定で成田/ストックホルム線の
直行便を運航する計画を検討している。4月に就任を予定する日本地区総支配人オーレ・ヨハンソン氏の
レセプションにあわせ、来日したアジア太平洋地区副社長のハンス W.ディフォート氏が明かした。
現在、SKは成田で7本のスロットを有し、成田/コペンハーゲン線に充てている。そのうち、夏期は
ビジネス需要が減少し、レジャー需要が高くなることから、今年の7月12日から8月9日までの5週間は
週1便をベルゲンへの直行便に替え、毎週土曜日に運航することを決定。ディフォート氏は「日本
路線の収益は重要。路線拡張の意欲はあるが、スロットの問題でできなかった」とした上で、
ベルゲン線を「今後の路線拡張の第一弾」と紹介。その第2弾として、09年夏の成田/ストックホルム線を
構想しているという。
今夏に運航するベルゲン線は既に、大手ホールセーラーが商品化に取組み、座席は完売。好評な
ことから、同じ方式でストックホルムに週3便で運航したい考えだ。SKは以前から、ストックホルムへの
直行便の就航を希望しており、ハンス氏は「羽田や成田のスロットが拡大すれば」と、2010年の首都圏
空港の発着枠拡大を意識した考えを示唆。09年夏の季節運航が実現し、その売れ行き次第では
定期便化の実現の可能性も高いと見られる。
現在、首都圏空港の混雑のため、新規路線は中部や関西など地方の就航が多いが、SKは「地方に
分散するより、収益性の高い需要のある東京に集中する」考え。スカンジナビアへ送客を念頭に路線
展開をはかるとし、「今は東京に集中し、東京からスカンジナビアへの送客を確実に取り込みたい」と、
SKの日本市場での方針を示した。
なお、新たに就任する日本地区総支配人のオーレ・ヨハンソン氏は挨拶で、「旅行会社や関係各所と
協力し、スカンジナビアへの需要喚起に努め、日本とスカンジナビアの相互交流の促進を
働きかけたい」と、意欲を語った。
[掲載日:2008/02/08]
URLリンク(www.travelvision.jp)