08/01/30 12:18:29
有沢製作所(上越市)は29日、リアプロジェクション(背面投射型)テレビに使用する
レンズの製造・販売事業から撤退すると発表した。薄型テレビ市場では、液晶テレビや
プラズマテレビに押され、リアプロの売り上げが縮小、同社の事業も赤字となっている
ため。同社は生産設備などを廃棄する予定で、工場の空きスペースは別事業に活用する
としている。
同社は、光源が発した画像の方向を補整するフレネルレンズを製造。安価な薄型テレビと
して、リアプロの販売が北米を中心に好調だった2004年は、約150億円を売り上げた。
だが、液晶やプラズマの増産により価格の優位性が薄れるにつれ、需要は激減し、
08年3月期には同社のフレネルレンズの売上高は12億円まで落ちる見込み。
加えて納入先のソニーがリアプロからの撤退を固めたため、有沢製作所も同事業から
手を引くことを決断。フレネルレンズは本社工場と中田原工場(上越市)で製造して
きたが、同期中に大部分の生産を終了する。
製造設備を処分した後に空くスペースは、今後成長が見込める事業に活用する方針だが、
当面は倉庫として使うという。また、レンズ生産に携わっている従業員は他の事業に
振り向ける。
リアプロ関連事業の撤退に合わせ、同社は08年3月期の業績予想を修正した。
連結の売上高405億円は変わらないが、経常利益32億円を28億6000万円に
変更。設備、在庫の除却などに伴い、特別損失9億円が発生するとして、純利益は
21億5000万円から9億5000万円に下方修正した。
また、単体では当期利益13億円を4億5000万円に修正するなどした。
ソースは
URLリンク(www.job-nippo.com)
(株)有沢製作所
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