【農業】アジアと連携着々、生産ノウハウ“輸出”…千葉・香取市の和郷園 [08/01/26]at BIZPLUS
【農業】アジアと連携着々、生産ノウハウ“輸出”…千葉・香取市の和郷園 [08/01/26] - 暇つぶし2ch1:きのこ記者φ ★
08/01/27 20:42:36
香取市の農事組合法人・和郷園のアジアでの生産・流通ネットワークが軌道に乗りだした。
タイの自社農場(現地法人)で生産するマンゴーを輸入するほか、昨年から香港に日本人スタッフが常駐。
同法人の農産物を現地のスーパー、レストランに輸出し始めた。
タイ、香港、韓国に関連会社があり、上海、台湾ともつながりを強めている。

同法人は農産物の販売、パッケージやカットの1次加工、野菜残さ・牛ふんの堆肥(たいひ)化、バイオマスプラントなどの
事業を展開する。会員農家は90人(法人含む)に達し、年間販売額は約15億円(2005年度実績)に上る。
生産管理に力を入れ、すでに生産者20人がJGAP(日本版農業生産工程管理)の認証を取得している。

こうした生産管理のノウハウを生かし、海外事業にも乗りだした。
タイに進出したのは、都内の生協から輸入していたバナナの品質向上の相談を受けたのがきっかけで、
マンゴーと合わせて事業展開しようと、2005年から取り組み始めた。
同法人はタイで土地を借り、マンゴー生産の現地法人を設立。
このほか、バナナ、マンゴー生産の協力農場では、農薬の使用量を減らし、栽培状態を把握できるよう指導してきた。
スーパー・生協向けと子会社のネット販売向けに輸入し、07年度は2億5000万円に伸びている。

◇木内博一代表に聞く/国越え適地適作追求
アジアで「攻めの農業」を積極的に展開する和郷園の木内博一代表に、海外事業のメリットを聞いた。

―アジア進出の狙いはどこにありますか。
欧州連合(EU)のように、アジアでもヒト、モノ、カネが国境を越える時代がくる。
ネットワークを張り巡らし、自分たちのルートを確立することが、ビジネスチャンスにつながる。
日本からの輸出はネットワークづくりの1つの手段だ。

―海外事業での強みは何ですか。
和郷園は、日本で最初にトレーサビリティー(生産・流通の履歴を追跡する仕組み)に取り入れた。
その後、GAP(農業生産工程管理)にも取り組んだ。それらを踏まえた農場のマネジメントシステムがある。

―なぜ、タイのバナナ、マンゴーに目をつけたのですか。
国を越えて適地適作を考えた結果だ。日本で作るには、どれだけ油をたくのか。東南アジアでは、当たり前にできる。
適切に管理し、栽培したものを日本が受け入れる。農業生産を原理原則に沿って、再構築したほうがよい。

―若者を毎年、海外に派遣する理由は何ですか。
後継者が育たないのは収入の問題もあるが、新しいビジネスモデルがないことも一因だ。
グローバルなビジネスモデルを作ることで、若い人の夢をかきたてる。和郷園の20代、30代は年に2回くらい海外に出向く。

―どんな将来展望を描いていますか。
モノを作り、将来に向けて経営をマネジメントできる人間を育ててきた。それが和郷園の財産だ。
GAPを20人の生産者が取得した。今後、法人としての取得を目指す。日本農業は、これから選別されていく時代だ。
GAPを広めることが将来、役立つと考えている。

ソース
URLリンク(www.nougyou-shimbun.ne.jp)


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