08/01/23 23:47:09
米Microsoftが今週発表する2008年度第2四半期(2007年10~12月期)決算は、
好調なコンピュータ販売に伴うWindowsとOfficeへの旺盛な需要に支えられて売上高が大幅に伸び、
利益が急増するとみられている。
また、投資家は今回の決算発表で2008年度通期(6月末締め)の業績見通しに注目し、
米国の景気への懸念が拡大する中で、Microsoftが好調だった7~9月期の勢いを持続できるか
どうかを見極めようとしている。同社は10~12月期決算を1月24日に発表する。
景気への懸念と株式市場の下落は、Microsoftの7~9月期決算後の株価上昇を帳消しにした。
だがアナリストは、先週発表されたPC販売の数字は、景気の鈍化が年末の需要を圧迫しなかったことを
示していると話している。
「われわれは、Microsoftが引き続き好決算を発表すると予想している。7~9月期決算は、
かなり前までさかのぼらないと匹敵するものない、極めて良い内容だった。われわれは、
同社が間違いなく正しい方向がに進んでいると考えている」とEdward JonesのIT業界アナリスト、
アンディ・ミードラー氏は語った。
Reuters Estimatesが集計したMicrosoftの10~12月期決算に関するアナリストの予測平均値は、
売上高が前年同期比27%増の159億3000万ドル、純利益が66%増の43億5000万ドル(1株当たり46セント)となっている。
これらの伸び率は、前年同期の反動で大きな数字になっている。
MicrosoftはWindows VistaとOffice 2007の発売が遅れたことで、前年同期に10億ドル以上の
純利益の計上を見送った。両製品は2007年初めから店頭に並んだ。
調査会社IDCは先週、2007年10~12月期にPCの世界販売が15.5%増加したと報告した。
一方、同社と競合するGartnerが報告した世界販売の伸び率は、13.1%だった。
「われわれは、この四半期のPC販売の堅調は、MicrosoftのWindowsクライアント部門の販売も良かったことを
示唆する材料であり、業績を少なくともいくらか押し上げたと考えている」とBernstein Researchのアナリスト、
チャールズ・ディ・ボナ氏は顧客向けリポートで述べた。
Windowsは世界のPCの90%以上に搭載されており、Microsoftが7~9月期に売上高と利益をともに
20%伸ばす主な原動力となった。好調なPC販売という追い風もあったが、同社もWindowsの高価なエディションを
販売したほか、同社の対策が奏功して海賊版の減少も進んだ。
10~12月期のPC市場が堅調だったことから、Office 2007の販売も増加したもようだ。
コラボレーションソフトウェアのSharePointのような製品に対する企業顧客の需要の拡大も、
Microsoftのビジネス部門の売り上げ成長に弾みをつけたとみられる。
ソース(>>2以下に続きます)
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