08/01/20 17:39:39
群馬県内の高速道路の料金所で、スキーヤーたちの車がゲートを出てまたすぐに入り直す、
という変わった運転をしている。
ガソリンの高値が続く中、通行料を少しでも安く上げようと、ETC(自動料金収受システム)限定の
割引サービスを利用した今どきの節約術だ。
関越道の駒寄インターチェンジ(IC、同県吉岡町)はパーキングエリア内にあるETC専用の「スマートIC」。
週末の早朝になると、下り線のICでは中越方面のスキー場を目指す車が降り口のゲートに連なる。
バーが上がるごとに1台ずついったん高速から降り、すぐにUターンして本線に戻っていく。
ETC限定の「早朝夜間割引」では、大都市近郊区間を走り、午後10時から午前6時までの間に
料金所を通過すると半額になる。総利用距離が100キロを超えると適用されないため、
練馬ICから約98キロの駒寄ICでいったん降りることになる。
この先の区間は「通勤割引」を利用することもできる。
国土交通省や東日本高速道路によると、同ICの昨年の年間利用台数は約126万台で、
全国の同形式ICの中でトップ。先月は前年比で約2万3000台増の約11万7000台と
利用者が増えている。
都内から友人とスキーに向かう途中だという男性ドライバー(29)は
「もともと割引が目的でETCを使っている。早朝夜間割引についてもしっかり調べてきました」。
東日本高速道路では「違反ではないが、料金所は交通量が多いので事故のないよう十分気をつけて欲しい」
と話している。
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