08/01/21 17:22:59 Zb4WhGAO
官僚は常に権益に紐付く裁量を好む、なぜなら裁量とは将来の私腹を肥やす源泉だから。
たとえば今度ある業界に規制、法制度を敷く事とする。
法制度の施行には必ず予算措置が伴う。 その情報を事前にリークされるかどうかは、
癒着側の官僚OB以下の人間にとっては最大のチャンス。
だから政商と傘下の企業は族議員&官僚ヒエラルキーとのコネを構築し、
常にそこからの利権を先んじて得ようと 接待に励み、筋書き通りの法律を書かせる。
規制・法律施行の裁量・権限が腐敗や利権温存システムを守るわけ。
独裁的共産主義国家で見られる現象である。
こういうフザケタ体制を維持する意味でも、物価統計のコントロールは非常に重要。
物価統計は、インフレ連動債の利率を決める重要な要素だ。
インフレ連動債をはじめ国債の利払いが増えることは、プライマリーバランスを標榜する
財務官僚にとって致命的。宿敵日銀に利上げの口実を与えないことも重要である。
物価統計上はデフレにコントロールすることが何が何でも至上命題となる。
既得権益の維持のため、行政改革の流れに抵抗するのも、基本作業として決して忘れない。
次は天下り先の利益温存が考えられる。
官僚機構の有力天下り先はもちろん有力な議員の息のかかった各種の公益とは名ばかりの法人がある。
財源の確保によりこれらの法人の権益を保存し、将来OBとしての私腹を肥やす装置を温存するわけだ。
財務省から日銀のコントロールが取り上げられて既に十年。
赤字財政をコントロールするために何が何でも日銀の金融政策を掌握する必要がある。
次期総裁選で下馬評の財務次官出身の副総裁を輩出することは、悲願。
一方で、景気は良いと大本営発表し続けることで、増税路線も敷く。
経済無策も予算措置を伴い、赤字増大を招くので財務省にとっては好都合。
政治が停滞することで、官僚のQOLは増大する。
どうせ法律が通らないなら早めに仕事を抜け出してパチンコや皇居マラソンでもしてればいいからだ。
すべては、公僕の私腹拡大財源の確保のためにコントロールされている。
どんなに景気が悪くても、インフレが起ころうが、増税と国債低金利コントロール政策を死守するわけだ。
まあ日本全体の景気より、財務官僚および2世3世政治家の私腹を肥やしたいのは良くわかる話だが、
そういう公僕の私的利益追求に、良心が痛まないのは誠に残念である。