【コラム】農産物の急騰は日本を変える…ロバート・フェルドマン(モルガンスタンレー証券) [08/01/18]at BIZPLUS
【コラム】農産物の急騰は日本を変える…ロバート・フェルドマン(モルガンスタンレー証券) [08/01/18] - 暇つぶし2ch1:きのこ記者φ ★
08/01/18 22:21:01
ここ数カ月の農産物価格の急騰は日本を大きく変えるだろう。
世界の農業分野では、生産性を上げないと食糧安全保障はない、という認識が広がっている。
日本が今の農政を継続すれば、地方の困窮化はさらに深刻になる一方である。

農産物価格急騰は何が原因か、どのような意味を持つか、などに関する認識によって、
投資チャンスは見つかるはずである。


<世界的な農産物急騰の原因>
世界人口が70億人になったことが農産物価格急騰の基本的な原因だという意見があるが、
これはデータと整合性がない。1950年前後に世界人口は約20億人で、2000年は約70億人に増加したが、
その50年間に農産物の実質価格は続けて低下傾向にあった。
むしろ農産物供給が需要より早く成長した、という反マルサス派の見方が正しかった。

これは農地が多くなったところもあるが、基本的に「緑の革命」のような研究開発が生産性を上げた
ことが理由である。もちろん肥料の使い方、水の供給施設などの幅広い分野も生産性向上に貢献した。
であれば、なぜ今、急騰が起きているのか。理由は基本的に3つある。

1つは、研究開発の成果の広がりがゆっくりであることだ。
確かに遺伝子組み換え品種は、米国などで生産性を上げている。
しかし、大半の国はこのような技術をフルに利用していない。各国の気候事情に適応することが遅れれば、
供給は「伸びる需要」に追いつかない。

もう1つの理由は、途上国の所得水準が上昇し、肉の需要が大きく増加していることである。
たん白質工場として、家畜は効率が非常に悪い。
専門家の計算では、牛肉100グラムを作るには、飼料を少なくとも1000グラム使わないといけない。
当然、13億人の中国、11億人のインドの人たちが肉を食べだすと、飼料の需要が何倍も上がる。
豚肉は牛肉より、鶏肉は豚肉より効率が良いが、それでもかなり悪い。

3番目の理由はもちろんエネルギーだ。
今の農業はかなりエネルギー集約的になってはいるが、加えてバイオ燃料が今のエネルギー価格の下で
ようやく採算が合うようになってきた。(補助金はもちろんあるが、これは国防の目的と思ってもいい。)
バイオ燃料という技術進歩は、エネルギー価格が農産物価格を引っ張る効果をもたらした。
(ただし、バイオ燃料が利用される分、原油価格の上昇が抑えられる。)

ソース(>>2以下に続きます)
URLリンク(jp.reuters.com)


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