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もし米MicrosoftがLogitech(日本ではロジクール)を買収することになれば、同社はZuneやXboxといった
製品分野で、Appleをはじめとする競合各社との競争力を強化できるだろう。
アナリストによると、MicrosoftはZuneやXboxの市場でAppleなどのライバル各社との競争力を強化すべく
、スイスに拠点を置くコンピュータ周辺機器メーカーLogitech Internationalの買収を検討中という。
買収をめぐるうわさが浮上したのは1月7日の週。このうわさを受けて、Logitechの株価が上昇したが、
どちらの会社もこの憶測についてはコメントを拒否している。
もし本当に買収が実現すれば、MicrosoftはPC周辺機器やゲームアクセサリー、モバイルアクセサリー、
iPodアクセサリーの分野で一気に優位に立てるだろうと、Enderle Groupの主席アナリスト、ロブ・
エンダール氏は指摘している。
またこの買収が実現すれば、MicrosoftはZuneやXboxに切望されているアクセサリー類を提供できる
ようになるだろう。エンダール氏によると、Appleに対抗するためには、Zuneにはもっと充実した
アクセサリーが必要だという。さらにこの買収が実現すれば、MicrosoftがXboxアクセサリーの開発で直
面したような問題もある程度解消されるはずだ。
「この買収が実現すれば、Logitechは次世代Xboxの設計に大きくかかわることになるだろう。またZuneと
Logitechの製品群を組み合わせることで、Appleにとってはるかに強力なライバルが誕生するはずだ」と
エンダール氏。
一方、同氏によると、Logitechは現在ニッチな市場のリーダーにすぎないが、もしMicrosoftによる買収が
実現すれば、同社はまったく別の市場に参入するためのリソースを与えられることになる。
NPD Groupのアナリスト、クリス・スウェンソン氏はeWEEKの取材に応じ、次のように語っている。「MicrosoftはLogitechのリモートコントローラ製品を獲得することで、コネクテッドホームの構想をより
一層、より速やかに推進できるだろう」
「Logitechのリモートコントローラ製品はXbox 360やWindows Media Centerのほか、何千種類もの端末を
サポートしている。Microsoftは米国家庭のリビングルームに自社の電化製品を浸透させることを目指して
いるが、その目標を達成するためにはこうした技術が必要になるはずだ」と同氏は続けている。
だがDirections on Microsoftのアナリスト、マット・ロゾフ氏は、この買収が実現する可能性については
懐疑的だ。その最大の根拠は、Microsoftがそのために支払わなければならない金額だという。
「おそらくMicrosoftはLogitechに60億ドル近くを支払わなければならないだろう。Logitechの時価総額は
1月15日時点で54億6000万ドルだった。いくらMicrosoftであっても、これは大きな金額だ。Logitechが
昨年20億ドル以上の売上高に対し、2億3000万ドル近くの利益を計上した安定企業であってもだ。
従って、わたしにはこの買収が実現するとは思えない」と同氏はeWEEKの取材に応じ、語っている。
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