08/01/16 12:37:01 HMLuX9BU
ささしま再開発…多彩な顔持つ将来像 ビジネス、文化発信に期待
名古屋駅南の大規模開発用地「ささしまライブ24地区」の中心部にある2つの区画にホテルや大学の進出が決まったことで、
ビジネスの中心や文化発信基地など多彩な顔を持つ同地区の将来像が見えてきた。
これで道路や公園などをのぞく再開発地区7・3ヘクタールのうち、8割の5・6ヘクタールの計画が固まった。
ホテルは全室スウィートルームで、ビジネスマンの商談などに使え、市幹部は「市内のほかのホテルにない独自色を出せた」と語る。
愛知大には文化の発信を期待する。
名駅地区に通勤する人の居住スペースとして、都市再生機構が保有する2つの区画にはファミリー向けの賃貸住宅などが入るビルが建つ。
1区画は三菱地所が事業主となり2011年までに完成させるが、残りの区画は事業者が決まっていない。
「国際交流拠点」としての特色もうたっており、国際協力機構(JICA)が中部地方を技術研修などで訪れる外国人向けの宿泊施設を整備する。
昨年末に着工し、09年の完成予定。
郵便局の窓口業務を手掛ける郵便局株式会社が保有する1ヘクタールについては、計画は白紙。
郵便局会社では「民営化したので自前で何らかの活用法を考えたい」としている。
◆あおなみ線に“朗報” 外資系ホテル、愛知大進出
JR名古屋駅南の再開発地「ささしまライブ24地区」に外資系ホテルと愛知大の進出が決まったことは、厳しい経営が続く「あおなみ線」にとっても期待が大きい。
市は年内にも、沿線にある金城ふ頭地区のポートメッセなごや(市国際展示場)の建て替えに着手する見通しで、両地区の連携による乗客増を図る。
あおなみ線が開業した04年当時の予測では、1日の乗客数見込みは6万人だったが、現在は2万5000人と低迷している。
「アウトレットモール(複合商業施設)の建設計画が昨年、白紙になるなど誤算も続いた」と同線を運営する第三セクター、名古屋臨海高速鉄道の斎藤圭三社長。
市からは毎年3億円の経営支援を受けている。
ささしまライブに進出が決まった米国系ホテル運営会社、ベンチマーク・ホスピタリティは日本では知名度はないが、
市によると、米国では四つ星ホテル級のリゾートホテルをいくつも運営。
金城ふ頭周辺にはホテルがないため、斎藤社長はメッセなごやの利用者が宿泊や会議に利用できるのではと見込む。
市は老朽化が目立ち、空調設備もないポートメッセなごやの第一展示館を建て直す計画。
現在の約1万3000平方メートルから、東京ビッグサイト(東京都江東区有明)並みで中部地区では最大となる2万平方メートル級にする。
さらに愛知大の進出では、沿線に学生用マンションの建設や、名古屋駅からの通学も期待できる。
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