08/01/12 12:15:42
大阪（伊丹）空港のターミナルビルを運営する第三セクターの大阪国際空港ターミナル
（大阪府豊中市）は11日までに、2006年9月に閉鎖したホテルを来年をメドに営業再開する
方針を決めた。ホテルが入る中央棟では、空きスペースが目立っていたが、昨年末に国の保有分
（約9000平方ﾒｰﾄﾙ）を購入。一部を全日本空輸に賃貸するなど、懸案だった中央棟の再生に
取り組む。
大阪空港のターミナルビルは3棟に分かれており、北から日本航空などの出発・到着ターミナル、
中央棟、全日本空輸などの出発・到着ターミナルがある。
中央棟は８階建て（一部11階建て）で、延べ床面積は約2万9000平方ﾒｰﾄﾙ。以前、5─8階部分に
国土交通省大阪空港事務所などが入居。３階部分では「大阪エアポートホテル」が営業していた。
しかし、01年春に新たな管制塔ビルが完成し、空港事務所などが移転。ホテルも06年9月に撤退し、
レストランや家具販売店などが入居している部分を除き、約9000平方ﾒｰﾄﾙが空きスペースのまま
だった。
ホテル以外の空きスペースは国が保有していたため、ビル再生に向け、ターミナル会社は
12月26日付で国から取得した。取得額は国、会社とも開示していないが数億円とみられる。
ホテルについては、閉鎖前は阪急第一ホテルグループ（当時）が95室を運営。一定以上の集客は
あったが、施設の老朽化に伴い大規模な改装投資が必要なことなどから、営業継続を断念した。
ターミナル会社は今回、「リサーチの結果、一定の需要が見込める」と判断。直営として営業を
再開する方針で、条件次第ではホテル会社に賃貸することも視野に入れる。ビジネスタイプの
ホテルを想定している。1月中には再開へ向けて、内部の不要な建材などを撤去する工事に
着手する。
また、中央棟の5─8階部分（約4500平方ﾒｰﾄﾙ）を新たに全日空の客室乗務員やパイロット用の
オフィスとして賃貸する。全日空は現在、空港北側にオフィスがあるが、駅やターミナルと
離れており、巡回バスでターミナルへ送迎するなど不便だった。ターミナル会社は1月中にも
改装工事に着手し、12月から全日空が入居する予定だ。
ソースは
URLﾘﾝｸ(www.nikkei.co.jp)
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