08/01/11 23:10:52
米証券大手メリルリンチが来週発表する07年10~12月期決算で、低所得者向け(サブプライム)
住宅ローン関連の追加損失を150億ドル(約1兆6400億円)計上する見通しだと、11日付けの
米紙ニューヨーク・タイムズが報じた。財務基盤を強化するため、国内外の投資家から約40億ドル
(約4400億円)の出資を受ける方向で交渉しているという。
メリルリンチは07年7~9月期決算でも約84億ドルの損失を計上。その後もサブプライム関連の
証券化商品などは価値が下落しており、抜本処理を迫られたものとみられる。報道どおりなら、
07年下半期の損失は計200億ドルを大幅に上回る。
同紙によると、昨年12月に会長兼最高経営責任者(CEO)に就任したジョン・セイン氏は、
追加的な資本増強策の必要性を指摘していた。同月末には、シンガポールの政府系ファンド
「テマセク・ホールディングス」などから最大62億ドルの出資を受け入れると発表。さらに今回、
アジアや中東、米国の投資家やファンドからの出資で、新たな資本増強策を数日中にまとめる
方針という。
米経済紙ウォールストリート・ジャーナルも10日、メリルリンチが約100億ドルの追加損失を
計上し、主に中東の政府系ファンドから30億~40億ドルの出資を受ける方針だと報じている。
▽News Source asahi.com 2008年01月11日21時51分
URLリンク(www.asahi.com)
▽The New York Times
URLリンク(www.nytimes.com)
▽Merrill Seen Suffering $15 Billion Loss
URLリンク(www.nytimes.com)
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