08/01/11 01:01:45 MIsZW4bV
ここらへんがアメリカの素晴らしいところだよな。
カネに色をつけず、出資がどこの国だろうと受け入れる。(さすがにテロ支援国家とかじゃ無理だろうがw)
こうやって早めに増資をしておくから、バランスシート調整の影響は小さく抑えることができる。
しかもなるべく民間の自由な経済活動に任せる。
政府は金銭的に関与しようとしないし、してはいけないという前提で行動する。
そんなことをやったらモラルハザードに繋がるとわかっている。
その点日本はどうだった?
バブル崩壊後、金融機関の増資が急務だったにも関わらず、国内金融機関はどこも資金繰りに悪化していた。
海外からの増資提案要請もあったそうだが、そういうものは護送船団方式にあわないから、と突っぱねてきた。
そんなこんなでバランスシート調整に突入、経済活動が過激に収縮することになった。
結果、日本は金融恐慌突入
長銀、山一、日債銀は外資に二束三文で買われることになり、メガバンクの多くも外資比率が一気に4割程度まで急上昇
それでも足りずに政府が税金投入、何兆円もの国民の金を低クーポンの優先株として増資してやった。
しかも、それでも銀行の自己資本は健全化せず、しかたがないので政府で保有株式を買い取り、
それでもまだまだ足りないので、日銀にまで買い取らせた。
日本はとことん愚かな国民だな。
自分たちのスタイルにこだわり、民族資本にこだわり、結果全てを失った。
官僚や銀行トップ達の保身のために、この国はずたずたになってしまった。
そして、電源開発やブルドックの一件をかんがみ、こういった計画経済じみたやり方をまたぞろ始めようとしている連中が多数いる。
学ばない国民だな。