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『週刊東洋経済』 2007年8月11・18日合併特大号
この経済本がすごい!2007上期決定版
夏に差をつける経済・経営書ベスト100
一国の財政・金融政策はもはや効果ない 三菱UFJ証券・水野和夫
URLリンク(www.toyokeizai.co.jp)
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エコノミスト、アナリスト、学者、評論家など59人へのアンケートで、
2007年上期(2006年12月~2007年7月10日)に刊行された本の中で
堂々の第1位に選ばれた、
『人々はなぜグローバル経済の本質を見誤るのか』 (日本経済新聞出版社)
の著者・水野和夫氏へのインタビューを掲載。
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スペイン帝国・イタリア連合になりかねない日米一体経済
―米国をローマ帝国に例えると、日本はその属州のような立場ですが・・・・・。
財政赤字、貿易赤字を垂れ流している米国と一体になっていると、属州どころか、かつての
スペイン帝国・イタリア連合のように没落しかねない。中国などアジアを包摂した経済共同体
を志向すべきでしょう。
―日本の今後については。
危機感を抱いています。98年から今日まで日本の長期金利は2%を超えていません。
この水準は歴史を振り返ると、どの国も経験したことがない水準です。ちょうど17世紀イタリア
のジェノバを除いて。こうした異常な超低金利が持続することは、没落する前のシグナル
なんです。