08/01/09 21:33:22
☆消えゆくプロジェクションテレビ
リアプロジェクションテレビの大手メーカーの1つサムスン電子でも、同テレビ
事業が終わりに近づいている。
「徐々に(プロジェクションテレビは)消えていくだろう」。同社でデジタルメディアの
マーケティングを担当するシニアバイスプレジデントS.I. Lee氏は、2008 International
CESでこのように述べた。
日立製作所やソニーなど、他社はすでにプロジェクションテレビから撤退しており、
この発表はプロジェクションテレビの終焉の前兆となる。日立製作所コンシューマ
事業グループの最高経営責任者(CEO)である江幡誠氏も「この事業は2007年末
で終わった」と話す。
微小な鏡を利用して映像を大きなスクリーンに投影するプロジェクションテレビは
映像品質が高く、価格を抑えることができる。しかし、装置が大型になるため、
ほとんどのメーカーは米国でしか販売してこなかった。
日本や欧州の居間は、プロジェクションテレビを置けるほど広大ではないからだ。
サムスン電子は2007年、薄型のプロジェクションテレビを発売したが、販売は
思わしくなかった。価格は同サイズのLCDより安いが、奥行きがある。
「私なら少し高くても薄い方を買うだろうか」とLee氏は話した。
ソニーは、2007年12月、リソースをLCDと有機ELに集中するためリア
プロジェクションテレビから撤退すると発表している。
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