【景気】ロシアで億万長者誕生ラッシュ…欧米のヘッジファンドが熱いまなざし [08/01/04]at BIZPLUS
【景気】ロシアで億万長者誕生ラッシュ…欧米のヘッジファンドが熱いまなざし [08/01/04] - 暇つぶし2ch2:きのこ記者φ ★
08/01/06 23:45:54
(続き)
・プーチン大統領が国民から熱烈に支持される理由
プーチン政権は「2020年までに原油開発から8200億ドル、天然ガス開発から3500億ドルの収益を確保する」と豪語する。
新たにシベリアで確認された油田は112個所。その埋蔵量は1000億バレルを優に超えるといわれる。
サウジアラビアを抜く勢いだ。しかも、サウジアラビアの新たな油田開発にはロシアの超深度掘削技術が欠かせない。
ロシアの技術者は世界各地で引っ張りだこになっている。

その上、ロシア経済の強みは天然資源にとどまらない。
2006年末の時点で、ロシアに特化したヘッジファンドのうち、原油や天然ガスから利益を上げるファンドは半数に過ぎなかった。
意外に思われようが、ロシアでは金融サービスやIT関連ビジネスが急成長しているからである。
プーチン大統領の肝いりで天然資源以外の経済多様化促進基金が立ち上げられ、この政府ファンドの規模は1兆209億ルーブルにも達する。

また、国内のIT産業を支援するため、ロシア国内で生産されていないハイテク機材や設備775項目の輸入免税を撤廃した。
ある意味では、強烈な保護主義であり、ナショナリズムでもある。
その上で、150億ルーブルを資本注入して、国内のベンチャー企業を育成するファンドもスタートさせた。
ここにプーチン大統領が国民から熱烈に支持される由縁が隠されている。企業の民営化も急ピッチで進む。


・ロシアで起こる億万長者の誕生ラッシュ
民間企業への投資活動を加速するため、商業銀行も相次いで上場を果たしている。
相乗効果が発揮されているようで、家電メーカー、化粧品、医薬品、通信、ソフト開発、外食産業なども続々とIPOを達成。
航空機メーカーや飛行機会社などIPO予備軍も多い。
その結果、ロシアでは億万長者の誕生ラッシュが起こっているほどだ。10億ドル以上の個人資産を持つ大富豪の数は60人を超え、
日本の3倍にもなっている。

ちなみに、ロシア最大のお金持ちは石油王のローマン・アブラモウィッツ氏(40歳)。資産は192億ドル。
日本の孫正義氏が58億ドルであるから、3倍強の資産家といえる。
離婚した妻のイリーナも多額の慰謝料を手にして、今ではロシアで11番目の富豪にランクインしている。
第2の富豪はアルミ王のオレグ・デリパスカ氏(39歳)である。資産は168億ドル。
いずれも1990年代の天然資源の民営化がもたらした成果であろう。

特に、国営の電力会社UESのアナトリー・チュバイス社長は「IPOの父」と異名をとるほど。
次々と国営企業の民営化を成功させ、株式公開で大儲けを繰り返す。すでに1100億ドルという空前の資金調達にメドをつけたといわれる。
もちろん背景には好調な経済発展がある。というのも企業も個人の家庭でも電力需要はとどまるところを知らないからだ。

そのためにチュバイス社長の進めるインフラ整備事業はまさに富みをもたらすパイプラインと化している。
冷戦時代に蓄積した軍事技術を駆使して進む油田探査や新たな油井開発。シベリアだけで300本近い油井が見つかった。
今ではアメリカに対しても原油のみならず電力供給を行う計画が進むほど。
シベリアとアラスカを結ぶ全長6000キロのパイプライン計画は今後10年以上の歳月をかけ、650億ドルの建設費を投入する
ビッグ・プロジェクトである。(以下略)


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