08/01/17 23:26:22 1yv6z5CE
ロシアの経済成長の秘密は「税制」である。なんと所得税率は13%。
それも累進ではなく、収入に関わらず同率のフラットタックスだ。
収入の87%が手元に残るので、労働意欲は非常に高くなる。特に高給取りの
専門技術者やビジネスマンが良く働くようになるから、成長するはずだ。
もちろん消費も活発になるし、貯蓄が増えるので銀行も資金には困らなくなる。
そして何より、税率を下げたら逆に税収は増えたことに注目したい。
かつては横行していた所得隠しや節税・脱税が殆どなくなったからだ。
実はロシアだけでなく、いまや先進国のほぼ全てが減税と非累進化に取り組んでいる。
特にEU諸国はパスポートなしで自由に移動できるので、富裕層は税率の高い国から低い国へ
次々と移り住んでしまうので、これを防ぐためにも減税は国家課題となっている。
あれだけ社会主義的だったフランスさえ、自由主義者サルコジを大統領にしたのだ。
ところが、唯一この潮流に背を向ける先進国がある。日本である。
所得税は地方税を含めると50%を超え、しかも不公平極まりない累進性。
そして政治家はこれを改めようとしない。というのも、そんなことを言えば
「金持ち優遇」「貧困層切捨て」というわけのわからぬ批判が必ず出るからだ。
自民党も民主党も「平等主義」「格差是正」の一点張り。つまり、日本には
政治思想としてではなく国民感情としての社会主義志向が存在しており、これはどの党が
政権をとっても揺らぎもしない。こんなことをやっていたのでは、勤労意欲の減退、
個人消費の不振、所得隠しや脱税、富裕層の流出が続き、日本経済は死んでいく。
ちなみにCIAの推測では「日本は2015年には先進国ではなくなっている」らしい。
その時も日本は、破綻した社会主義を虚しく守り続けているのか。寒心に堪えない。