08/01/06 23:45:38
このところ欧米のヘッジファンドが熱い眼差しを向けている投資先がロシアである。
折から、ロシアのプーチン大統領は「タイム」誌の「2007年の人」に選ばれたばかり。
ノーベル平和賞に輝いた環境問題の伝道師、ゴア米元副大統領を押さえての快挙である。
ロシアはプーチン政権になってから、強いリーダーシップの下、大国として復活の道を驀進中。
至るところに投資のチャンスが見え隠れする。世界のマネーが吸い寄せられているのもうなずけよう。
・ロシアの魔力の源泉は豊富な天然資源と手段を選ばぬ政治力
ロシアの魔力の源泉は原油や天然ガスに代表される豊富な天然資源と、それらを開発するために手段を選ばぬ政治力にあるといえる。
原油高を背景に著しい経済成長を成し遂げ、最近ではルーブル建ての貿易決済や原油取引所の設立も話題になりだした。
思えば、1999年、ロシアのGDPは1880億ドルに過ぎなかった。
それが2007年には1兆1850億ドルにもなった。実に6倍強も膨れ上がったのである。
外貨準備高で見ても、2000年の250億ドルがすでに6000億ドルにまで急増中。
一人頭に換算すれば、世界最大のドル保有国に成り上った。
1998年、デフォルトに陥り、経済規模が40%も縮小したのがウソのような華麗なる変身ぶり。
その後、ロシアの株式市場は1000%を超える急騰ぶりを見せている。
・モスクワの労働者の平均年収は1万ドルを突破
モスクワの労働者の平均年収は1万ドルを突破。上海の6000ドルを軽く超えてしまっている。
ロシア人の個人貯蓄は対前年比で68%も増加。当然のことであろうが、富裕層を狙った欧米の高級ブランドが殺到している。
一般庶民もウォルマートやスターバックスで買い物やコーヒーを楽しむようになった。
トヨタ自動車も本格的な工場進出を決めた。
モスクワだけで日本食のレストランは200軒を数えるほど。豊かさを手にしたロシア人は健康と株式に大きな関心を寄せ始めている。
その結果もたらされたのが、前代未聞のIPOブームである。
中国の株式バブルがいつ弾けるのか、不安が広がるなか、ロシアの堅調な株価上昇は世界の投資家の注目を集めている。
バークレーズ・グローバル・インベスターズ、ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ、リーガル・アンド・ジェネラル投資顧問など
大手投信ではロシア株の比率を倍増させるようになった。
潤沢な資金をバックにロシア政府は1850億ドルも投入し、新たなインフラ整備に取り組んでいる。
BRICsの中では他の追随を許さない動きといえよう。
ソース(>>2以下に続きます)
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