08/01/02 23:31:41
読売新聞社は、主要企業30社の経営トップを対象に新春・景気アンケートを実施した。
2008年の景気見通しについて、07年に比べ｢成長ペースが上向く｣と答えた経営者が7人、
｢同程度の成長を維持する｣が10人だった。｢成長率は鈍化するが、成長そのものは続く｣と
答えた7人を含めると、計24人が08年も景気回復局面が続くと見込んでいる。
政府は昨年12月に閣議了解した経済見通しで、08年度の実質成長率を2・0％とした。
これに対し、30人の経営者のうち15人が｢1・5～2・0％未満｣、さらに4人は｢1・0～1・5％未満｣
と予想し、政府より厳しい見通しが過半数を占めた。
ただ、残りの11人は｢2・0～2・5％未満｣と予想している。
先行きの懸念材料(3つまでの複数回答)は｢米経済の減速｣が28人で最多だった。次いで
｢米低所得者向け住宅融資『サブプライムローン』問題に伴う金融市場の混乱｣｢原油価格の上昇｣が
各15人。｢個人消費の減少｣が11人あり、これら4項目に集中した。
今年夏に開かれる北京五輪が日本にどのような経済効果をもたらすかを聞いたところ、
｢(経済効果の波及は)観光や家電など一部の業種に限られる｣が20人で3分の2を占めた。
｢日本全体の景気を後押しする｣は4人にとどまり、｢ほとんど波及しない｣も3人いた。
さらに、中国経済の高成長がいつまで続くかを予測してもらったところ、最も多かったのは
｢2010年の上海万博後に減速する｣で12人だった。｢北京五輪後に減速する｣も3人おり、半数の
経営者が近い将来の減速を見込んでいる。｢上海万博終了後も高成長を持続する｣と予想したのは
6人だった。
▽News Source YOMIURI ONLINE（2008年1月2日21時33分 読売新聞）
URLﾘﾝｸ(www.yomiuri.co.jp)
▽関連
【経済政策】スタグフレーションの悪夢も、物価高→業績悪化→消費萎縮…｢負の連鎖｣徐々に拡大 [07/12/29]
ｽﾚﾘﾝｸ(bizplus板)
【調査】日銀支店：北海道・東北など地方景気の判断下方修正…原油高や建設投資の減少で [07/12/24]
ｽﾚﾘﾝｸ(bizplus板)